どうも、カタカナことカタオカカナです。
いかがお過ごしでしょうか。
土曜日は雑多な話。
岐阜県民の憂いを聞いてほしい・その3。
日本有数の目立たない県・岐阜県について勝手に書く第3回目。
第1回~3回はこちらからどうぞ。
岐阜県大垣市が舞台の映画・聲の形
岐阜は大きく分けると飛騨地方と美濃地方に分けることができます。
白川郷や高山など山のイメージがあるのが飛騨地方、一方、川が多く流れる平野部分が美濃地方となっています。
元々は飛騨国と美濃国だったのが、いつしかくっついて岐阜県になったんですね。
前回ご紹介した「君の名は。」は飛騨地方が舞台となっております。
実は美濃地方を舞台にしたアニメ映画もあるんですよ。
ちらっと書きました「聲の形」。
私の故郷の美濃地方・大垣市が舞台になっております。
公開時には試写会が各地で開かれ、登場した場所には観光客の方向けに立て看板が設置されました。
・・・・と推してる雰囲気になっていますが、実は私、まだ映画を見てないんですよ。
なんだかこっぱずかしくって。
予告編は見たんですよ?知ってる場所がそのまんま出てきててびっくりしましたもん。
主人公二人が鯉にえさやってるのですが、私も同じ場所で食パンの耳あげてましたわ。
あんなに水きれいじゃないし、黒い鯉しかいないし、ハトの糞がすごいけど。
私はさておき、自分の住む土地がいわゆる「聖地」になったことは、多くの大垣市民も喜んでいたようです。
試写会に参加した母レイコも「いい映画やったよ~」とご満悦のLINEを送ってきておりました。
岐阜県の運の無さ、極まれり
で、ここから本題です。
この聲の形、実は、
- 第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞
- 第26回日本映画批評家大賞アニメーション部門作品賞
- 第20回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞
- 東京アニメアワードフェスティバル2017アニメ オブ ザ イヤー作品賞 劇場映画部門グランプリ受賞作
と、華々しい受賞歴がある映画なんざますよ。
その割りに、知名度がないと思いません?
そりゃそうなんですよ、だって、君の名は。と同じタイミングで劇場公開されてたから・・・
もう一回言いますけど、
聲の形は君の名は。と同じタイミングで劇場公開されてたのでした。
公開年は2016年、君の名は。の8月26日公開、聲の形は9月17日が初日です。
3週間しか離れていません。
劇場によっては、2作同時に上映されてたんですね。
いやいやいやいやいや、どんだけ運がないの岐阜県。
っていうか大垣市。
そんなことある?普通。
同じ県が舞台、かつ、賞レース総なめするような素晴らしい映画が同じタイミングで公開されるだなんて。しかもどっちも長編アニメ映画!
ありえへんて。ありえるのは東京だけだって。
大阪・横浜でも無理だって。
でもね、聲の形、実はすんごいヒットしてるんですよ(興行収入23億円)
でも「君の名は。」に比べたら霞みますよ、同じ年に公開された全部の映画が霞んでるんだからさ。同じアニメ映画なんだからことさらに。
もしも2作品の公開年がずれていたら、聲の形も国民的アニメになったかもしれません。
せめて公開月が夏と冬にずれていれば、全然違った結果になったはず。
岐阜を舞台にした映画が2本も世間に認知されるかもしれないという、千載一遇のチャンスだったんですよ。それなのに。それなのに。
本当に運のない県、岐阜・・・
県の広報部、もっとやれることあるぞ
前回に引き続き真面目な話をすると、聲の形も君の名は。も、それぞれ舞台となった飛騨市・大垣市とコラボしています。
それはそれとして、さらに県が豪腕ふるって2作品まとめてコラボすりゃよかったんすよ。岐阜県めぐりしてもらえるようにさ(実際に、君の名は。と氷菓で飛騨聖地めぐりしている人がいる)
調整がめちゃくちゃ大変なことはわかってます、分かってるけどそれをやらんとでかい獲物はえられんだろうが。
ちょうど飛騨と美濃だったのに。
もう一回言うけど、こんな千載一遇のチャンスはもうねえぞ!!
ガツガツいってちょうどいいんですよ、知名度マイナススタートなんだから。
最後に
注目されるぞ!というチャンスをことごとく逃す岐阜県。
やはり、神が隠したがっているとしか思えません。
今回の大河ドラマ「麒麟がくる」でも、斉藤親子の長良川の戦いでツイッター上は大盛り上がりしてたんですよ。これはすごいと。
それなのに、世間はコロナ対策真っ盛り。観光にきてもらうことはできません。
もったいねえ・・・・
いつか岐阜県にアピールの女神が微笑む日がくるのでしょうか。
くる気がしない。
今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。
それではまた明日。
2019年7月18日
末筆になりましたが、映画・聲の形を製作された京都アニメーションの皆さまにお悔やみとお見舞いを申し上げます。
命を落とされた方、いまだ痛みと戦っている方、従業員の関係者の方々、京アニ作品を愛する方々、計り知れないほどたくさんの方が傷つけられた事件でした。
真相が判明したとしても、すべてが元通りになることはないでしょう。
だからこそ、私はこの事件を忘れません。
全ての従業員の方へ、絶えることのない敬意と感謝を送ります。
カタカナ