英会話教室のビラ配りの人に共感しすぎてツラい件

おじいちゃん先生 木曜日:人

どうも、非効率系ミニマリストのカタカナです。

いかがお過ごしでしょうか。

カタカナ
カタカナ

木曜は人の話。
英会話教室のビラ配りとの距離感が難しい

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ビラ配りはすべてスルー

朝の通勤時に駅前やら道端に立ってビラ配ってる方によく遭遇します。

パチンコ、飲食店、美容室などなど多種多様。

私は基本全てスルー、ティッシュですらもらいません(ミニマリストなんで)

ただひとつだけ毎回心が揺れ動くビラ配りがあるのです。

 

英会話教室のおじいちゃん先生

それは勤め先の近所に出没する白人のおじいちゃん(推定60代後半)

いつも英会話教室のビラを配っています。

きっと自分が経営する教室なんでしょうね。

朝の駅前、お昼のコンビニ前、夕方の駅前。

至る所で配っているので、一日2回会うこともあるくらい。

 

もともと私は外国人の方がビラ配りしているのに弱くて、時折もらってしまいます。

遠い国からきて日本で働くのはさぞ苦労があるだろうなあ、ビラ配りっていかにも日本っぽい無為な仕事だもんなあと相手の気持ちに思いを巡らしてしまうのです。

だからこのおじいちゃんのビラも初めはもらっていました。

しかしあんまりしょっちゅう会うもんだからさすがに限界がきまして。

ちょっと心苦しいですが、いまは配っていても受け取らないようにしています。

 

プライベートのおじいちゃん先生に遭遇

先日、レターパック買いに郵便局まで歩いていたら、このおじいちゃんが信号待ちをしていました。

配っていないときもあるんだなあと何の気なしに眺めてたんですよ。

ふと気がつくと、おじいちゃん右手に杖を持ってる。

ステッキのような洒落たやつじゃなく、ガチの杖。

 

え、と思っていると、おじいちゃんは杖に支えられるようにふらふらと横断歩道を歩き出しました。

少し足が悪いようです。

私は雷に打たれたようなショックを受けました。

 

おじいちゃんはビラを配るとき、杖を持っていませんでした。

杖どころか普通に立ってた、笑顔で。

本当は杖がないと歩行が難しいくらいなのに、ビラを配るときは杖を持たずまっすぐ立って、笑顔でひとりひとりに声をかけていたのです。

 

罪悪感との戦いはじまる

それからそのおじいちゃんに出会うと胸が痛みます。

足が悪い人が杖も持たずに一日中ビラ配りをしているのです。

もちろん誰ももらってくれないし。

それでも毎日街角に立っています。

さながら現代のマッチ売りの少女です。

けなげが過ぎる。

 

だったらビラをもらったらいいじゃないって話なんですけど、それはいやなんですよ。

いらない。

でも目の前でけなげに配っているおじいちゃんがいる。

もらおうか。

いや、やっぱりいらない。

でももらってあげた方がいいのかな。

うー、欲しくない。

あんなに頑張っている人のビラをもらわないなんてひどい気がする。

 

私の心は二つに引き裂かれます。

共感性が暴走して罪悪感でいっぱいです。

 

雪の中にたつおじいちゃん。

ビラを投げつけられるおじいちゃん。

痛む足をひきずって道に立つおじいちゃん。

 

私が一方的に頭の中でおじいちゃんのドキュメンタリーを制作してる状態になっています。

普段のおじいちゃんを見たばっかりにこんな苦しい思いをするなんて・・・

折衷案として、それとなく会釈しつつ早足で通り過ぎるという卑怯な手を使ってやり過ごす毎日です。

終わりが見えなくてつらい。

 

別の英会話教室講師にも遭遇

先日、このおじいちゃんとは別の外国人の方がビラを配ってたんですよ。

ディズニー学園ドラマでパソコンマニアとして登場してきそうなメガネをかけた若い白人男性。

スクールカースト低そう。

通りがかるサラリーマンに一生懸命声をかけていますが、誰もビラを受け取りません。

 

さっきのおじいちゃんの件があるもんで、うっかり一枚もらってしまったんですよ。

そしたらはじけるような笑顔で

サンキュー!!ハバナイスディ!!」と見送ってもらいました。

 

ビラ配りは日本人でも大変なのに、外国人となればもっと大変でしょう。

おじいちゃん同様、普段どんな大変な目にあっているか一方的に想像してしまいます。

泣きながらパスポートを見つめる彼の姿まで想像しきってから、きみこそよい一日を・・・とテレパシーを送っておきました。

英語で話しかけられたら困るんで。

カタカナ、英語できないってよ(謙遜0パーセント)
生涯の天敵、英語!!今日も身振り手振りで頑張るカタカナ先生に応援のお手紙を書こう!

 

また明日もおじいちゃんに会うかなあ・・・ふう。

つーかなんでビラ配りの人にここまでびくびくしなくちゃならんのか。

今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。

ではまた明日。