どうも、カタカナことカタオカカナです。
いかがおすごしでしょうか。
水曜日は芸能世界の考察。
満を持して、あのドラマをプレゼンします。
ついに「警視庁・捜査一課長」について書く
満を持して取り上げたいドラマがございます。
それは「警視庁・捜査一課長 -ヒラから成り上がった最強の刑事!-」。
放送時間は木曜よる8時。
そうです、科捜研の女と同じく、テレビ朝日木曜ミステリー枠で放送されている刑事ドラマです。
なんで急に取り上げるのかといいますと、春の新ドラマが放送未定や中断に追い込まれているこの状況下に置いて、いまだに毎週新作を放送しているんすよね・・・理由は全然わかりません。
もしかしたら、再放送ドラマ飽きた!という理由で一課長を見始める方もわずかながらいらっしゃるんじゃないかと。
ここは第1シリーズ第1話から見ているわたくしカタカナの出番ではないかと思いまして、個人的ドラマの楽しみ方や見どころをご紹介させていただきます!
まず初めに
まず、前提としてひとつ心してほしいのが、
一課長にドラマ的面白さを求めないでほしいってことです。
同じ刑事ドラマである相棒のような社会の暗部感や推理要素、特捜9や遺留捜査のストーリー性、時効警察のようなコメディ要素は皆無と思ってください。
2時間サスペンスを1時間でやってるという感覚が近いです。
一課長はストーリーの流れが決まっています。
2.現場に急行、捜査会議「必ずホシをあげる!」
3.女性捜査員(ヒロイン的存在)とひと絡み
4.捜査が難航
5.笹川刑事部長が登場、謎のアドバイス
6.一課長、捜査員を激励「必ずホシをあげる!」
7.捜査員総出で何かしらを探す(相当見つけづらいもの)
8.うまいこと見つかる
9.見晴らしのいい場所で犯人逮捕
毎回ほぼこの流れで進行、水戸黄門くらいパターンが決まってます。
「きたきた、お決まりのアレ!」を楽しむドラマといえるでしょう。
もうひとつご注意いただきたい点として、科捜研の女と役者さんがかぶっています。
科捜研の女では内藤剛志の上長だった金田明夫が、一課長では直属の部下として登場します。科捜研の女を見たことがある人は混乱しやすいので、頭を切り替えてご覧ください。
見どころ① 最初の電話
ドラマは大岩一課長が電話を取るところから始まります。
「一課長、大岩。なに?ウェデングドレスを着たご遺体が?」
一課長がFUJIWARAのコントばりに最初に状況をがっちり説明してくれます。ここを聞いておけばこの後の話がほぼ分かります。
始めは上記のようなまだ現実的なセリフだったのですが、今シーズンに入ってから、
「なに?餃子の皮を握りしめたご遺体が?」
「なに?そんなものを握りしめて転落したご遺体が?」
となりました。笑わずにセリフをいう内藤剛志をリスペクトしたくなります。
握りしめご遺体シリーズが始まったのか、ここでひと笑いをとるつもりになったのかわかりませんが、まずは一課長のやたら長くて詳しい事件内容セリフを楽しみましょう。
見どころ② 一課長の決めゼリフ
冒頭に水戸黄門くらいパターンが決まっていると書きましたが、印籠も登場します。
それが一課長が捜査会議の最後に言う「必ずホシをあげる!!」の決めゼリフ。
ドラマの初めと最後の2回登場します。
一課長気分で「必ずホシをあげる!!」と一緒に言ってみてもいいですし、捜査員として「はい!」と答えてみても楽しめます。
見どころ③ つかみどころのない笹川刑事部長
捜査が難航している際に登場するのが、笹川刑事部長です(警視庁でいちばん偉いけど気さくないい人)
毎回一課長にちょっとしたヒントとアドバイスを与える役なのですが、回を追うごとに登場シーンがおかしくなっています。
始めは建物の廊下や一課長の部屋で会って激励する程度だったものが、急に餃子を焼きにきたり、地下駐車場に突然自転車に乗って現れたり、船に乗ってマジックを披露したりと、どんどん派手になってきました。
刑事部長はこのシーンに命をかけてるようです。
また、奥野刑事を演じるナイツ塙によると「笹川刑事部長はアドリブがひどい、笑いをこらえるので必死」とのことですので、これからもエスカレートするであろう登場シーンと合わせて、これはアドリブなのではなかろうか・・・と思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。
見どころ④ なつかない猫
一課長の家では猫を飼っています。名前はビビ。
途中と最後に登場するのですが、この猫が全く一課長になついてないんですよね・・・・
なついていないのですけど、なついてる前提で演技が進むし、でも本当になついてないしで、途中で笑えてきます。
もう何回も会っているだろうに・・・・
なついてない猫と一課長の駆け引き、ぜひその目で確認いただきたいです。
見どころ⑤ 唐突に登場するお笑い芸人
ナイツ塙が出演していると書きましたが、このドラマには時折お笑い芸人が登場します。
塙の相方の土屋も谷保健作捜査員として登場(yahoo検索、セリフのたびに谷保の検索によればって言わされている)、餃子の回にはダチョウ倶楽部の上島竜平が、過去にはよゐこ濱口やオアシズ大久保も出演していました。
まあこの辺りは分からなくもないんですけど、この前はタイムマシーン3号が路地裏でカツアゲされている人として登場してました。ジャンプすると体のありとあらゆる場所から小銭が大量に落ちるってやつ。
これ、有吉の壁(バラエティ番組)で数回ほどやってるシチュエーションなんですよね・・・
確実にそれを見てキャスティングしている・・・
そうじゃなきゃわざわざタイムマシーン3号を選ぶ必要がないもの・・・・
製作のお笑い好きの人が隙あらばこっそり入れ込んでいるようですが、どうにも唐突でドラマ内で浮いています。そしてみんな表情筋が殉職しています。
しかしこの唐突さをあげつらうのではなく、あえて違和感を楽しむのがこのドラマの正しい見方です。
(公式サイトのアイラブ東京ヘッダーに感じるズレもこの違和感と同種だと思う)
見どころ⑥ BGMとして最良
とにかく話が毎回同じ構成と「きたきた、おなじみのアレ!」で進むため、一回見たら次回以降は画面を見ずに音さえ聞いていれば何が起こっているかわかるようになります。
慣れてくると、一部拾い聞きしているだけでもおおよそ筋が分かります。
この単純さ、作業用BGMにぴったりです。
何か音を流したいけど、あまり気を持っていかれるような音だと困る・・・なんて時も大丈夫。
私はよく調理中のBGMとしてかけっぱなしにしています。
セーブポイント
カタカナ的見どころを6個ご紹介してきました。
「お前、それを本当に見どころと思っているのか」とつっこんでいただいているかもなと気づいておりますが、自分の心に嘘はつけません。
まじで上記6点が見どころと思っております。
ここからまとめに入る予定でしたが、この時点で3000字という長編になってしまいました。
続きは来週としたいと思います。
本人もこんなに書くつもりはなかったのですが、これも一課長の魅力のせいでしょう。
警視庁・捜査一課長はTVerでおっかけ視聴が可能です。
もしご興味が出ましたら、何かのついでに見ていただけると嬉しいです。
さらについでを申しますと、姉妹番組の科捜研の女の主役・沢口靖子についても考察しております。お時間が空きまくったらご一読いただけると飛び上がって喜びます。
今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。
それではまた明日。