どうも、カタカナことカタオカカナです。
いかがおすごしでしょうか。
水曜日は芸能世界の考察。
竹中直人を持て余さない才能よ、早く出てきて!
世間は竹中直人を持て余している
もしやと思うが、芸能界は竹中直人を持て余してはいないだろうか。
いやさ、竹中直人ってすんごい芸達者だと思うんですよ。ええ。
コメディもシリアスもこなす素晴らしい役者さん。
それなのに、ここ数年、竹中直人の無駄づかいが激しいと思いません???
多分、私たちが一番目にする竹中直人はモビットのCMじゃないでしょうか。
少し前なら何とか住宅のCM(名前忘れた)
一ヶ月ほど前に特別ドラマ・陰陽師にも出演していました。
さらに帰りま10のバス旅にも。
・・・・うーん。
私が見ている範囲の話にはなりますが、全部安いんですよ、雰囲気が。
陰陽師だと道満というダークヒーロー寄りの役を演じてましてね、私、原作小説の道満が好きだから、竹中直人がやるって聞いて嬉しかったんですよ。
「泥を煮しめたような服を着て」「目は炯炯と光り」、清明に「道満は人の心にたかる蟲」と言わせる曲者。
竹中直人にぴったりじゃないですか!
ついに運命の役がきたとさえ思ったんすよ。
ところがフタを開けてみると、このドラマ自体が安っぽく、道満の人柄は輪をかけて安っぽく俗っぽくなってて、せっかくの竹中直人を無駄づかいする結果になっていました。
いやね、竹中はきっちりと演じてるんですよ、ドラマの中の道満を。求められることとやってる。
それを見ているとね、「竹中直人はこれでいいんだろうか・・・本当はもっと別のことをやりたいんじゃないだろうか・・・」とモヤモヤしてきます。
なんていうか、ここ数年、竹中直人はこのドラマだけでなく、他作品に対してもオーバースペックというか、竹中の力の半分も出せてないのではないでしょうか。
テレビ側も竹中直人に十分な役を与えることができなくなっているのではないか(勝手な推察)
それを見ているこっちは「うわー、竹中直人使ってもったいねえー」と感じてしまう。
これが竹中直人持て余し問題です。
「世間とは分かり合えない」というあきらめオーラ
竹中直人を見ていると、周囲も持て余しているけれど、何より彼自身が自分を持て余してるんじゃないかと感じる時があります。
「人生は死ぬまでの暇つぶし」って言いますけど、竹中直人から出ているオーラがまさしくそれで。
あきらめに近い雰囲気。
もうね、マイルド風味のいまのテレビでは彼の力は発揮できないのかなと。
本人の世界観をそのまま出したら、一般人が受け止め切れない。
そして、そのことを竹中は自分で理解しているのではないでしょうか。
そりゃね、いくらか自分で変わり者感を演出しているとは思うんですよ。
着ている服もおしゃれすぎて変人感すごいし(ちなみにいつも着ているのは着るベルサイユ宮殿・コムデギャルソン)
竹中は安い作品に出演して歩み寄ってみるものの、心の中では「しょせん、世間と分かり合うことはできない」と悟ってて、一線引いてるように見えます。
特にこの数年での一線引き方が激しい。
それを見てる私たちは「竹中直人ってこれでいいのかな」と感じてしまう。きっと違うのだろうけどと思うけど、それを修正するきっかけも特にない。
数年積み重なっていくうちに、相手の才能を持て余しているというより、どう扱っていいか分からない腫れ物扱いに変わってきたのが今、ということかもしれません。
最後に
大衆と分かり合うことは出来ない、自分の力を発揮できる機会もそうそうない。
これはとても孤独なのではないでしょうか。
解消される日はおそらく来ない。
竹中にはあきらめの雰囲気があると書きましたが、それはあきらめではなく、自分は今もこれからも孤独だと気付き、納得し、達観した人の雰囲気なのかもしれません。
誰か、竹中直人が思い切り暴れられるフィールドを用意してあげてほしい。
(本人主演の映画監督をしてもらうのがいちばんいいと思う)
才能ある人が一般人に削られる姿は見ていて辛いので。
竹中直人を持て余さない人、至急求む。
今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。
それではまた明日。