どうもカタカナです。
いかがおすごしでしょうか。
水曜日は芸能世界の考察をお届け!
今日はカタカナがやっと気づいたISSAの魅力についてのお話です。
敬称略で失礼します☆
さてさて。
前回はISSAと平成の火野正平について考えてみました。
ISSAからしたら完全に余計なお世話的内容でしたので、今週は現在のISSAのすばらしさについて語ろうと思います!
あれ・・・? ISSA、歌うまい気がするぞ・・・?
今年のスマッシュヒットといえば、間違いなくDA PUMPのU.S.A。
街のうわさでダサいダサいって聞いてたんですけど、PV見たらまじでダサくて。
あまりのことに続けて10回見たもん。
俄然興味が湧きまして、ショッピングモールで開催したライブ動画もyoutubeで見だした辺りで違和感を感じたのです。
「・・・ん?ISSA、歌めちゃ上手いやん!!」
うん、失礼にも程があるやろ。
ボイストレーニングを積んだことを感じさせる歌声は、若いときよりずっとしなやかに感じます。
ダンスも若いメンバーと比べても遜色ない。
確かにこれは奇跡の40歳とよんで差し支えありません。
何よりISSAの顔。
晴れ晴れとしてる。
私をそれを見て「あ、この人覚悟したな」と思いました。
1997年当時を振り返る
DA PUMPのデビューは1997年、安室ちゃんから始まる沖縄アクターズスクール全盛期です。ISSA19歳。
一方、カタカナは17歳。
THE YELLOW MONKEYを初めとするロケンロールに夢中でした。
その頃の私にとって、DA PUMPは「沖縄ブームに乗っかってデビューした男性アイドルグループ」でしかなかったのです。
SPEEDの男性版というか、ブームの勢いで出てきた印象。
いまのDA PUMPしか見ていない方は、想像できないと思うのですが、ウィキペディアにも「男性アイドルグループ」と記載されていることからも、当時、世間の一定数がDA PUMP=アイドルと認識していたことがうかがえます。
さらに以前書いたような平成の火野正平化や楽曲の世界観も重なって、すっかり「沖縄ブームに乗ってかってデビューした夜な夜なクラブで遊んでるチャラい男性アイドルグループ」に。
少々やんちゃイメージですけど、これも私だけでなく、けっこう多くの人々が抱いていた印象でしょう。
逆にISSAは自分たちをどう評価していたのか。
きっと、自分たちはアイドルであるなんて微塵も考えていなかったと思います。
もし自覚があるならあんなに熱愛報道出ないし(事務所も放置気味)
おそらく本人たちは「自分たちはアーティストである」と認識していたのではないのでしょうか。
アイドル?アーティスト?
以前も書いたのですが、自己表現を至上とするアーティストとは違い、アイドルをはじめとするポップスターは大衆に消費されてこそ価値があるものです。
いまでこそアイドルのあり方も変化していますが、当時のアイドルなんてポップスターのど真ん中みたいなもの。
大衆が好きなもの=明るい、元気、王道、かわいい、かっこいいを大衆が望む形で与え続ける宿命を背負っています。
きっとDA PUMPは「オレたちはアイドルじゃない、アーティストだ!!」と思ったことでしょう。少なくともダンスボーカルグループであると。
アイドルのイメージを払拭したいと思ったでしょう。試行錯誤したことでしょう。
しかし大衆はそんなもの求めていない。
アイドルとラベリングされた時点で、楽曲やダンスの質はそこまで求められなくなります。
逆に言えば、どんなにスキルがあっても「アイドルだからどうせ質が悪い」と先入観を持たれてしまうということ。
現に私もそう判断して、真面目にDA PUMPのパフォーマンスを見たことがありませんでした。
その頃、歌番組で見るDA PUMPっていつもダルそうなイメージだったのですが、こんな状況だったらふてくされるし、やる気でないよなあ。
「アイドルではないグループがアイドルと認識されて売れてしまった」ことが、のちのDA PUMP沈黙の時代につながったのではと私はとらえています。
余談ですが、成功したアイドル的な人って現在の評価からの決別を図りたいときにセルフプロデュースで楽曲をだしがちなんですよね。
DA PUMPだけでなくMAX、古いとこだと工藤静香とか。
K-POPアイドルぐらいにクオリティが高ければいいんですけど、9割がた、アイドルの楽曲セルフプロデュースは地獄への片道切符ですね。
ISSAは受け入れて覚悟を決めたのだ
で、やっと現在に戻ります。
イオンのステージで歌うISSAは晴れ晴れとした顔をして、とにかく楽しそう。
それを見て私は感じました。
「ああ、この人は自分がポップスターとして消費されることを受け入れたのだ」と。
ポップスターは消費される存在ですが、逆に言えば人々が喜ぶ姿を見て自分の喜びとする大衆への奉仕者と言い換えることもできるでしょう。
みんなが楽しんでくれることが最優先、自分たちの表現はその次。
デビュー当時はお客さんがいて当たり前だったDA PUMP。
待っていたのはメンバーの相次ぐ脱退、売上不振、自身が原因の活動停止による沈黙の時代でした。
そんなステージに立てない日々が目の前のお客さんの貴重さ、パフォーマンスを求められる幸せを教えたのかもしれません。
アイドルでもアーティストでもポップスターでもなんでもいい。
自分たちは見てくれる人たちを喜ばせるだけ。
「いくらでも求めてこい、全て全力で与え続けてやる」
私には、イオンのステージに立つISSAがそう言っているように思えました。
21年の時を経て、ISSAは消費され続けること、与え続けることを覚悟した。
私は私でISSAの変化と覚悟に気づくことができた。
まあ、お互い歳をとって丸くなっただけかもしれないけど。
ISSAが覚悟をもってパフォーマンスをしている限り、私の推しとして応援します。
日本のKing of POPことスーパースター郷ひろみを目指してほしい。
だけど、先日のMステウルトラフェスの様子見てたら、そろそろやらかしそうで心配。
でもなあ、無邪気に何かやらかしちゃうISSAも好きなんだよなあ。
ほどほどのISSAなんて面白くない。
どうせやらかすならド派手に頼むぜ。
今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。
ではまた明日。