どうも、カタカナことカタオカカナです。
いかがお過ごしでしょうか。
火曜日は50音で綴る食べ物の話。
今回は「ぐ」です。
「ぐ」といえば、グレープフルーツ
グレープフルーツ、この果物には思い出がありましてね・・・
人間には2種類しかないってことを教えてくれたんですよ。
太る人間と太らない人間、そして太る人間は太らない人間側には行けないってことも。
グレープフルーツ苦手人間
20年ほど前になりますが、「グレープフルーツの香りには脂肪を燃焼させる効果がある」と大々的に発表されて大流行したことがあるんですよ。
(今でもダイエット食品にグレープフルーツ味が多いのはその名残だと思われる)
ですけど、昔のグレープフルーツって、今のものと比べると、ものっすんごい酸っぱかったんですよ。みんな切り口一面に砂糖ぶっかけて食べるくらい酸っぱかった。
超絶怒涛の甘党・カタカナとしてはちとキツイ。
そこのお若い方、ピンクグレープフルーツを食べればいいじゃないと思ったでしょ。
そんなにすっぱくないやんと。
残念ながら、その頃はまだ出回ってなかったのですよ・・・・ははははは(白目)
しかもね、私、すっぱい柑橘系を食べると、鼻に汗が出てくるんですよ。
アレルギーではなくて条件反射的なものらしいんですけど、メイクはげる程度にじわっと汗がでてきます。小鼻中心に。
これがけっこう不快なんすよね・・・・
酸っぱいし、妙な汗かくし、グレープフルーツはなるべく食べたくない果物だったんです。
そこにきて「グレープフルーツを食べると痩せる」(拡大解釈)ですよ?
マジかよと。
そこまでして神様は私を太らせておきたいのかと。
前世でよっぽど悪い事をしたのでしょうか。
夜中にバットで天国の扉を壊して回ったとか、盗んだバイクで三途の川を渡ったとか。
グレープフルーツ大好き人間
でもね、当時は私も若かったんでね、痩せるためなら酸っぱいくらい我慢してやろうとグレープフルーツジュースを飲むようにしていたんですよ。
泣ける。いまはそんな根性ない。
うー酸っぱいな苦手やわと思いつつ飲んでたら、友人Sがね、こう言ったんすわ。
「グレープフルーツジュースっておいしいやんなー。」
・・・
え?
「私、グレープフルーツ好き」
・・・・・・・・・なんですと????????
私は驚愕しました。
友人Sは痩せの大食いそのものの人であり、どんなに食べても一定体重以上にはならないんですね。それが悩みだっていうタイプの人で。
その人がグレープフルーツが好きと言っている・・・・
グレープフルーツジュースを飲んでいても、心のどこかで信じてなかったんですよ。まあ痩せたらラッキーだなーと。
しかし、いま痩せている人がグレープフルーツ好きだと言っている。
この話は本当だ・・・・!!!
と、同時に気づいたんですよ。
痩せている人は元々グレープフルーツが好きだから、苦労して飲まなくていいということに。
いやいやいやいやいや、それずるいだろ。完全にチートやん。
太る側の人間が苦労してグレープフルーツを食べているのに、向こうはわーおいしーっつって食べて痩せるって、このデフォルト設定なんなのと。
グレープフルーツおいしいやんなと言われて、思わずそうやんなーと返した私も何なの。
人間には2種類しかいない
その後、友人Sとよく食事に行くようになったのですけど、さらに気づく事がありまして。
私がかつカレー食べるときに、彼女は焼き魚定食食べるんですよ。
こっちがジャガイモを食べるなら、あっちはセロリを食べる。
私がカクテルパートナー(懐)飲んでるときに、赤ワイン飲みよるんですわ、相手は。
そうなんですよ・・・・・
好きな食べ物が正反対なんですよ!
アイス食べよーって選ぶアイスだって、私は雪見大福ですけど、あっちはシャビィ(レモン味)なの。
揚げ物食べよーって言えばアジフライ選びよるんですわ、私はから揚げやのに。
やっぱりね、太る人間は太る食べ物は好き、太らない人は太らない食べ物が好きなんですね。
当たり前なのだろうけど、このシンプルかつ揺るがない定義は私に悟りを与えました。
人間には2種類しかいない、太る人間と太らない人間。
そして、その間には大きな川が流れている。
最後に
子どものころの食環境の差ですよ、と言われりゃそれまでですけど、それ以上に何か作為的なものを感じてなりません。
神様よ、こんなにもがっちり線引きしなくてもいいじゃないか。
とはいえ、30越えて甘い飲み物が苦手になりましてね、カシスオレンジよりカシスグレープフルーツの方がいいなと思うようになりました。
痩せてる人側にちょっと近づいたっぽく聞こえるでしょ?
その分、グレープフルーツジュースを飲むと顔中に汗をかくようになりました。
割が合ってねえ。
やはりこの世には太る人間と太らない人間の2種類しかいないようです。
今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。
それではまた明日。