どうも、非効率系ミニマリストのカタカナです。
いかがお過ごしでしょうか。
水曜日は芸能世界の考察。
TOKIOを見ていると日本史を思い出す(うろ覚えだけど)
城島リーダーが結婚した
すでに皆さんご存知かと思いますが、TOKIOのリーダーこと城島茂が結婚されましたね。
おめでとうございます!
それにしても、鉄腕DASH!は結婚相手のご両親への最大のプレゼンになりますよね。
ギターに農業に漁業に料理に重機に開拓にと、
手に職つけまくりの証拠VTRが毎週放送されているんですもん。
どうやっても喰いっぱぐれることはなかろうと、ご両親もさぞ安心なさっていることでしょう。
TOKIOを見ると思い出す日本史があるの
でね、城嶋やTOKIOを見ていると思い出すことがあるんですよ。
学生の頃、日本史で習った話。
一つは都市部を中心に貴族等に人気であり、もう一つは農民を中心に地方に広がった。
前者は政権が変わった際に廃れてしまったが、後者は廃れることなく今日まで信仰されている。
何時代の何派と何派の話だったかはすっかり忘れているんですけど、権力側ではなく、庶民に広がったほうが最終的に生き残ったというストーリーはしっかり覚えています。
この「庶民に広がった方が生き残った」って、
そのままTOKIOじゃないですか。
華々しいデビュー、からの頭打ち
TOKIOって、デビューは比較的恵まれていた方なんですよね。
すでにSMAPが大ブレイクしていたこともあり、かなり注目度も高く、デビューした年の紅白歌合戦にも出場しています。
しかししかし、この後、V6・Kinki Kidsという大型グループが立て続けにデビューし、大人気となる一方、TOKIOの人気は頭打ちになりつつありました。
そんな中で始まったのが「ザ!鉄腕DASH!!」。
おかげさまで開始当初の番組を見ていましたが、電車と競争したり力比べしてみたり、実験してみたりと、これ本当にアイドル番組?と思ったことを覚えています。
それでも今よりはずっとアイドル番組してた(笑)
でね、この後に嵐もデビューして、TOKIOの人気はますますイマイチに・・・・・
と、ここでTOKIOは大きく舵を切ります。
DASH村のスタートです。
リアル世界にやってきたアイドル
アイドルが村を作る。今でこそふつーに受け入れていますけど、改めて考えてみるとおかしな状況です。
一般的にアイドルは都会イメージですよ。
キラキラした別世界に住んでいる人たちだってことを売り出していくもんじゃないですか。
むしろ、アイドルは一般人と同じ世界に住んでいてはいけない。
ところがTOKIOは。
他のアイドルが歌番組でキラキラ歌って踊っている間に、畑を耕し、ヤギを飼い、村人と交流し。
他のアイドルが海外で写真集を撮っている間に、日本全国の農家や漁港や職人を訪ねてまわり。
他のアイドルがグルメコメントを考えている間に、生産者尋ねて捨てちゃう食材をもらって0円で料理したり。
とにかく全国の一般人と交流を持ちまくりました。自らキラキラした世界を出て、リアルな世界に降り立った。
20年間リアル世界の中で一般人に会い、教えを乞い、一緒に泥や埃にまみれることで、TOKIOは私たちの信頼を得ていったのです。
これ、一部の上流階級のものではなく、一般人の生活と共にあろうとした「庶民の仏教」の歴史っぽくないですか???
女性人気をあえて捨てたアイドル、TOKIO
さらに、鉄腕DASHではおじいちゃんやおばあちゃんのようなTOKIOを知らない人と積極的に交流してきました。
ファンじゃない人と交流するなんて、それまでのアイドル番組では考えられないことでした。SMAPが多少くだけたことをしていましたが、所詮はファンの歓声に包まれたスタジオの中の話。
だってアイドルだったら、若い女性人気が欲しいもんじゃないですか。
なのに村作って、おじいちゃんと交流してんの。若い女性、それ全然興味ないやん。
でもあえて若い女性人気から離れたこと、これこそが現在のTOKIOにつながっているのだと思います。
よくよく考えてみれば若い女性の総数よりも、男性全体に女児、おばあちゃん等を合わせた人数の方が多い。
若い女性というアイドルのメインストリームから外れて地道に活動して老若男女に好きになってもらう、この過程も貴族メインから外れて行った「庶民の仏教」の歴史ぽくないですか?
20年かけて得た不動の人気
1990年代から早20年、TOKIOより人気があったはずのV6やKinkiもすっかり立場が逆転しています。
コツコツやってきた交流も完全に成果を上げていて、日本全国津々浦々老若男女問わずでジャニーズ知名度アンケートを実施すれば、間違いなく上位はTOKIOメンバーで占められるはず・・・・。
元メンバーの不祥事の際も「今度は福島がTOKIOの力になる」と応援されて、20年分の信頼と交流で得た人気はそうそうなくなるものではないと見せつけられました。
ふーむ、すっかり人々の中にTOKIOが根付いた感がありますね。やっぱり最終的に逆転した「庶民の仏教」の歴史っぽいな。
なんだかまとまらなくなってしまいましたが、とにかく!
城島リーダーご結婚おめでとうございます!お幸せに!
今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。
それではまた明日。