どうも、非効率系ミニマリストのカタカナです。
いかがお過ごしでしょうか。
水曜日は芸能世界の考察。
「おしゃれに変身!ビフォアアフター」的なものを撲滅したい。
「おしゃれに変身!ビフォアアフター」的なものが大の苦手
ちょいと聞いてもらえます?
テレビっ子のカタカナですが、どうしても苦手な番組というものがございます。
それは「おしゃれに変身!ビフォアアフター」みたいなやつ。
すっかりお洒落をしなくなったお母さんを変身させてほしいと身内から番組に依頼、超一流のファッション関係者が腕によりをかけてお母さんをきれいにドレスアップ、どきどきしながら待つ家族の前にすっかり変身したお母さん登場、最後感涙・・・・みたいな流れの番組が、めっちゃめちゃ嫌いなんですよ。
単刀直入に「余計なお世話」じゃないですか、あれ。
理由① 維持できない
まずね、その日はきれいになったとしても次の日からどうすんだと。
メイクアップアーティストがテレビ用に盛ったヘアスタイルやらメイク、どうやって一般人が再現するのかと。
ここに登場するおかあさんたちはきっと、美容院行った当日と翌日は美容師の力で素敵な髪型になってるけど、3日目から魔法が切れて髪ボサボサになるタイプだと思うんすよ。再現できない。
全部私のことなんですけど。
つまり、服というソフトは同じでも、でもハードである自分はあの日よりも確実に性能落ちすることになるじゃないですか。
どんなに頑張っても再現できないから本人も「あれは一日だけの夢ね・・・ふふふ・・・」と思って自嘲してるところに、「服は素敵でも中身は変わらないねえ~、やっぱりプロがやらないと駄目ね~(苦笑)」って親戚に正月の度に言われるぞ。地獄か。
理由② 家族が自分たちを省みてない
この系の企画って、夫か家族から依頼されるじゃないですか。
私が見た中では「いつも作業着の女性社長をきれいにしてほしい」と従業員から依頼されている案件もあったんですが、とりあえず身内が発信源ですよ。
って、
まず貴様らがお母さんがきれいでいられる環境を整えろよ。
家事に育児に仕事に大忙しのお母さんはおしゃれする暇もないし、家のローンで先立つものもないからイトーヨーカドーで服買ってるんだよ?
君らが家事やら何やら手伝うだけで、おかあさんがおしゃれする可能性はぐんと高まるよ?
出演する夫が言う「いつまでも女性らしくきれいでおしゃれでいて欲しい」ってやつもだよ!
求めるならまず与えるんだよ
「きれいでいられるための時間とお金」をよぉぉぉぉお!!!!!!
家族のために自分の時間削って毎日頑張ってるのに、急に「もっとおしゃれになって!」って言われたらつらくないすか?身内に刺されるってこのことだと思うんですけど。
つーか私が従業員から言われたら、次回のボーナス査定考え直すわ。
お母さんにきれいになってほしい気持ちはわかるけど、根本がまったく解決してないやん。
理由③ お母さんの意向は無視してる
最後に私が「おしゃれに変身!ビフォアアフター」が嫌いな理由第一位なんですけど。
お母さんの「おしゃれしない」権利は無視すんのかと。
おしゃれしたい人はいくらでもおしゃれすればいいし、興味ない人はとりあえず何でもいいから服を着ておけばいいんですよ。全裸だとお縄になるから。
おしゃれってそれくらいの意味合いだと思うんです、嗜好品だし。
それに、もしかしたらおかあさんは
「おしゃれしたくないから、おしゃれしていない」かもしれないじゃないですか。いやまじで。
おしゃれ以外にもっと力を入れてやりたいことがあるのかもしれないし、極めすぎて興味なくなったのかもしれないし、純粋に今着てる服が気に入ってるだけかもしれないのに。
女性ってめちゃめちゃ比較対象されるんですよ、特に若い頃は。
その上、恋愛っていうレースにも積極的に参加しなくちゃならない。選ばれるために身の丈以上に頑張っておしゃれする一面もあったりするわけで。
生まれた瞬間から全員強制参加のスティール・ボール・ラン・レース*みたいなもんです。
結婚したり、年齢重ねてちょっと達観すると、やっとこの過酷なレースから降りられる訳です。
やっと落ち着けるよかったよかったと思ったら、もう一度レースに参加しろ今度は死ぬまで走るんだぞと言われたらどうですかあなた。まじかよ勘弁してくれよ・・・・って思いません???
*ジョジョの奇妙な冒険で開催されたアメリカ横断レース。特殊能力があってもなくても危険。過酷過ぎて途中で死ぬ人多数。
結果、お母さんに言うべきことを取り違えてる
「おしゃれになって!」と相手に付き付けることって、イコール「今のお前じゃ駄目だ!」と言っている事と等しいと思うのですよ。
正直、何様なんだと。
ほっとけよと。
余計なお世話だっつーの。
家族が言わなくちゃならないのは「おしゃれになって!」じゃないだろう?
「おかあさん、いつもありがとう」だろ??
お母さんはお母さんで一人の人間だってことを見つめ直そうぜ。
最近はこの手のコーナーも激減してきました。それでもまだまだ朝やお昼の情報バラエティでは定番です。早く撲滅されればいいのに。
逆に、お母さんの希望をちゃんと聞いて「コミケ3日間ぶっ通し参加」「羊の毛刈り体験がしたい」「ひとりキャンプしたい」とか個性に走った企画だったらぜひ見たいなあ。
でも希望を聞いたときに「どこか遠くに行きたい・・・・・」と返ってきたら、まじでお疲れなので、家族は自分の家の有様を早急に考え直すことをおススメしたいと思います。
今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。
それではまた明日。