どうも、片岡カタカナです。
いかがお過ごしでしょうか。
火曜日は50音で綴る食べ物の話。
Uber eats初体験しました。
カタカナ家、初Uber eatsする
今さら感がありますが、先日初めてUber eatsを体験しました。
取り寄せましたのは、桜富士山(さくらふじやま)のスパイスカレーです!
歩いて30分程度のところにお店があるのですが、コロナの影響もあってなかなか行くことができないので今回ウーバーさせていただきました。
結論から言うと、すんごい美味しかったです。
でも今回は桜富士山の素晴らしいカレーの話じゃないんです、Uber eatsの話をしたくて。
桜富士山の話は、ちゃんとお店にお邪魔するまでとっておきます。
(おいしそうな画像だけ置いていくよ・・・)
どこいくねん、タカオキ
実際に注文してくれたのは夫なんですよ、スマホからピピッと。
注文してすぐに「あと30分で届きます」と連絡が入りました。
ここからがお祭り騒ぎですよ。
夫「あと30分で届くって!」
私「え!?早すぎへん!?頑張って仕事終わらすわ!!!!」
テレワーク中においしいカレーが向こうからやってくるなんて、夢みたいじゃないですか。
金の力とはいえ。
夫「あ!今、店を出たよ!タカオキ(仮名)さんが持ってくるらしい」
私「タカオキさんよろしく!」
私たちの注文した食べ物を、今タカオキさんが受け取って、我が家に向かって自転車をこいでいる・・・街中で見たあの光景がいま繰り広げられている。
そう思うだけで何だか胸熱です。なんだこの感情。
夫「タカオキさん、めっちゃ早いんだけど!」
私「どれどれ・・・?あの自転車ってこんなに速いのか、すごいな・・・」
今どこを走っているのかリアルタイムに分かるから、今あそこの交差点にきたどこそこ曲がっただのキャッキャと大騒ぎです。
マラソンのテレビ中継を見ていたら、近所をランナーが走ってるもんだから「ほら!あそこでてるぞ!」と家族みんなを呼び集めたくなるあの感じに似てる(わかりづらい)
さすがスポールサイクル乗りは違うねとか言いつつ、タカオキを褒めちぎります。
夫とふたり盛り上がっていたら、ちょっと雲行きが怪しくなってきました。
夫「え?あれ?ここ曲がらないの・・・?」
私「おかしくない・・・・?」
みるみるうちに、タカオキさんが我が家を大幅に通り過ぎて行ってしまったのです。
夫・私「おいおいおいおいおいおいおい」
私と夫が心配しはじめた間も、タカオキさんはどんどん遠ざかっていきます。
どこいくねん。
関西出身じゃない私ですら、思わず関西弁になるくらいどっかに行っています。
私「タカオキが迷っとるぞ」
夫「頼むでタカオキ」
さん付けも忘れて、私たちはタカオキの行方を見守ります。
そんなことも知らずにタカオキはまだまだ道を直進。
だからタカオキどこいくねん。
いい加減にしろタカオキ。
タカオキタカオキ連呼していたのが聞こえたのか、やっとタカオキは左折し、ぐるっと大回りして我が家方面に向かってきたのでした。
タカオキ、無事到着するも・・・
夫「タカオキ、もうすぐくるで」
私「まじか。心配やからちょっと見とくわ」
あんなに盛大に道を間違えるタカオキのことです、またまったく違う場所に行ってしまうかもしれません。
もしかしたら間違えて向かいの団地に入るかもしれんと、ベランダから下を見てたんですよ。
夫「あ、もう横まできてる」
もうすぐ黒い箱を背負った自転車乗りがやってくるのか、何だか実感湧かないな。
タカオキは大幅に道を間違えたとはいえ、鬼ハイスピードで自転車こいで来るんだから文句は言えないよ・・・
コロナ流行時も外に出て頑張ってくれてたんだもんな・・・
到着を待ちわびるうちに、タカオキへのリスペクトの念が高まってきました。
すごいよタカオキ、私には到底できないよ。
すると、ブルルルルルルルルと近づいてくるエンジン音があります。
入ってきた原チャリが団地の入り口で止まったんですよ。
何の人だろと思って見ていると、運転手は座席を降りて後部座席に回りました。
運転手は上下グレーのユニクロジャージ(実家でコタツに入るときに着るやつ)にサンダルばきで金髪の兄ちゃんです。
高校卒業後、自動車整備工場で働きながら夜はバイクで遠乗りするのが楽しみ、ガニ股で見た目いかついし、たまには喧嘩もするしで親には心配かけたりもするけれど、実は妹にとても優しいんだよねパチンコでとったチョコレートあげててさ・・・みたいなニイちゃん。
兄ちゃん何の人か分からんけどお疲れ様、私はタカオキ待ってんねんとぼんやり眺めていたら、原チャリの後部座席をガチャガチャやりはじめました。
その原チャリ、よく見ると後ろがオカモチみたいになっています。
え。
まさか・・・
まさかと思うけど・・・・
オカモチ部分を開けると中からボックスを取り出しました。
見覚えあるあの形、でも緑色だし、すごく小さいし。
いやまさか。
兄ちゃんは謎ボックスを持って団地の入り口に入って行きました。
1分後、ピンポーンと。
我が家の玄関チャイムが鳴りました。
扉を開けてそこにいたのは・・・
緑の箱を持った、高校卒業後、自動車整備工場で働きながら夜はバイクで遠乗りするのが楽しみ、ガニ股で見た目いかついし、たまには喧嘩もするしで親には心配かけたりもするけれど、実は妹にとても優しいんだよねパチンコでとったチョコレートあげててさ・・・みたいなニイちゃんでした。
お前がタカオキかい!!!!!!
原チャリで登場した彼こそ、私たちが待ちわびたタカオキだったのです。
タカオキ、せっかくだから言っておく
いやいやいやいやいや。
まず、Uberは自転車であれ。
100歩譲って原チャリでもいいけど、原チャリのやつが道間違えるなよ。
原チャリだって道間違えるだろと言われればその通りなんだけど、どうしてもそれは違うと私の奥底が叫ぶの。
自転車で道間違えてたなら、まあしょうがないねって言えるのよ。
でも原チャリで道間違えるってどういうことよと、心のどこかで許せない自分がいるのね。
あとよ、タカオキ、せめて伸びてないジャージで来てくれ。
こちとら初Uber勢はよ、あのスポーティな自転車に乗ったスポーティな人が来ると思ってんのよ、ピチピチのトラックスーツ着て周りの景色が映り込むサングラスして機能性スニーカー履いてる人がさ。
そこにだるだるのコタツジャージとサンダルで来られたらさ、夢がぶち壊しやん。
それとさ、これはタカオキに言っても仕方ないことだと思うけどさ、
何でUberの箱が緑なの。
しかも小せえの。
そこは黒だろ!
こっちは街で見かける真っ黒なあの箱で持ってきて欲しいのよ。背中に背負ってる馬鹿でかい箱をよ。
それが緑て。緑じゃないんだよ、あの黒がいいんだよ、でかい黒じゃないとダメなのよ。
頼むよタカオキ!!!緑の箱のやつが道間違えるなよ(しつこい)
こっちが勝手に期待してるだけでタカオキに罪はないんだけど、どっかガッカリしてしまいました。
プラス300円くらい払っていいから、みんなが思うUber eatsスタイルの人に配達してもらいたいなあ。
うわ!イメージしてたUber eatsそのまんまの人がきた!と思ってみたい。
最後に
スポーティなスポーツサイクルに乗ったスポーティパーソンに届けられると思ったら、金髪コタツジャージサンダル原チャリ道間違い兄ちゃんに届けられた我が家の初Uber eats。
若干おいしさが減少したなと思ってましたが、そんな心配を吹っ飛ばすくらいに桜富士山のカレーはおいしかったです。
タカオキは今日もどこかにおいしいものとちょっとのがっかりを運んでいるのでしょうか。
タカオキ、しゃべってみたらきっといいやつなんだと思うけど。
今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。
それではまた明日。