どうも、カタカナことカタオカカナです。
いかがお過ごしでしょうか。
木曜日は片づけぐるり。
キッチンに初めに手をつけると失敗するぞ・・・
片づけに失敗する人に多い共通点
コロナウィルスの影響で外出自粛要請が続く中、どうせ家にいるのだからと片づけを考えている方、実際にはじめていらっしゃる方も多いようです。
ポジティブで素晴らしいことだと思います。
しかしながら、はじめてみたものの失敗してしまったという話も時折うかがいます。
何人かお話を聞いているうちに、多くの方に共通する失敗ポイントを見つけました。
それは、キッチンから片づけ始めているということ。
キッチンは後回しにしよう
わかる、分かります、キッチンから片づけたいその気持ち。
毎日使うからその分不便も感じやすく、片づけたい気持ちマイレージが貯まっていきやすい場所です。
あとね、何となく、キッチンの片付けって簡単そうに見えるんですよね。
ここではっきり申し上げておきたいのですが、キッチンの片づけは初めに手につけるもんではありません。
難しい訳じゃないのですが、後回しにした方が全体の成功率がぐっと上がります。
キッチンから片づけたくなってしまう理由
私も汚部屋時代にキッチンから片づけはじめて、最終的に挫折・・・を何度も繰り返してきました。
ではなぜ人はキッチンから片づけたくなるのでしょう。
キッチン惑わしポイント①カテゴリーが少なく見える
キッチンの片づけのイメージの多くは食料品と食器ではないでしょうか。
賞味期限の切れた食べ物を処分する、多すぎる食器を処分する、この二つを思い浮かべる方が多いと思います。
確かにその通りなんですが、よく思い返してみると、キッチンには他のモノも存在していますよね。
お箸などのカトラリー類、フライパンなどの調理器具、ラップなどの補助グッズ、ご家庭によってお弁当グッズや製菓グッズ、果実酒グッズに漬物グッズなどが加わってきます。
最初にあげた食器でも、よく使う食器とたまにつかう食器、イベント用の食器が存在しています。
そうなんです、キッチンに収納されているモノって実はとても種類が多いのです。
これをひとつひとつ見て判断し、定位置を決めていかねばなりません。
なので、すぐに終わると思っていたのに意外と長時間かかるせいでテンションが下がり、途中で放り出してしまう可能性が高いのです。
キッチンの片付けってお寿司に似てるなーと思います(唐突)
材料が刺身と酢飯だけだからすぐに何とかなりそうだけど、実際は色々修行しないとおいしいお寿司は握れないじゃないですか。
キッチンの片づけもおすしも、簡単にできそうで出来ないところが似てる。
キッチン惑わしポイント②捨てるモノが選びやすそう
続いて2つめ。
キッチンの片づけに対し、捨てるモノが分かりやすく選びやすそうと感じる方も多いです。
そう、でもそうじゃない。
実際に分かりやすいのは食料品だけなんです。
食料品には賞味期限という絶対的な判断基準がありますから。
それ以外のモノはすべて自分の感覚や基準で決めていかなくてはいけません。
こんまり流であればときめくかどうか、それ以外の収納術でもここ○ヶ月内に使ったかどうか、必要か不要かを判断していく必要があります。
もし今ぱっとお皿を出されて、「これどうしますか?」と聞かれて答えられるでしょうか。
お皿以外でも、いままで忘れていたホットプレートやお菓子の抜き型を出されたら、「うーん、また後で!」「多分いります!」とならないでしょうか。
特に片づけ序盤は自分の基準が固まっておらず、判断を先送りにしてしまいがち。
しかもキッチンにはときめかなくても必要なモノ、○ヶ月以内に使っていないけど必要なモノ等、イレギュラーなモノにあふれています。
カテゴリーが多い上に実用品も多く、価値や必要性がバラバラで基準が当てはめにくいせいで、最終的に、
「とりあえず保留!」
が多発して、結果的に何も片づかずに終了しやすい場所なのです。
キッチンから始めて片づけ終わったまれな方のご様子を見せていただくことがありますが、正直なところ、他の方に比べてとてもモノが多い印象があります。
キッチンの片づけタイミングはいつ?
じゃあ、キッチンはいつ片付けたらいいの・・・?と思われるかと心配になられるかもしれません。
大丈夫です、心配ありません。
片づけ序盤から取り組まなければOKです。
リビングや洗面所など別の場所を全て片付けた後であれば、キッチンの片づけもうまく行きます。
実際に思い浮かべていただきたいのですが、キッチンと玄関、どちらの片づけの方が簡単そうでしょうか。
・・・・・
そうです、玄関の方が難易度は低いのです。
まずは難易度の低い場所やモノを攻略して、達成感と片づけレベルを上げていきましょう!
おすすめは基準がはっきりしやすい服や本から片づけ始めること。
やっているうちに自分ながらの基準がしっかりと出来上がり、判断することに慣れていきます。
ご自身の片づけレベルが上がった状態で取り組めば、キッチンのモノひとつひとつについて判断し、保留することなく進められますよ。
もしキッチンから始めてとりあえず全て終わっています・・・という方は、もう一度キッチンを見直していただくのがおすすめです。
キッチンに取り組まれたときよりずっとレベルが上がってらっしゃるので、そのときには気づかなかったことや、さらにいいアイデアが出てくるはずです。
最後に
キッチンを今すぐに片づけたい!と思う気持ちはいったんぐっと抑えていただく、これが成功への道です。
遠回りに見えるかもしれませんが、片づけにおいて、近道は大体悪い道であることが多いのです。
まずは本や服で基礎を身につけ、リビングや洗面所でレベルをあげてから、キッチンは大ボスとして取りかかっていただきたいと思います。
今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。
それではまた明日。