どうも、カタカナことカタオカカナです。
いかがお過ごしでしょうか。
土曜日は雑多な話。
私についているものについて考える。
犬がついているらしい
私には犬がついているらしい。
もちろん私には見えないし、誰かに見てもらったわけでもないけれど、占い師のしいたけさんのコラムを読んでいたらそうとしか思えないのだった。
それまで巫女が守護についている人、武士が守護についている人などの特徴を読んでみたものの、自分には当てはまらず「ふーん」と思っていたのだが、まさか犬だとは。
正確には犬とか狼系だそうだ。
冬は大きなマフラーでいつも鼻まで隠しているし、スーツを着なくてはならない仕事、職場ははじめから働き先として選んでこなかった。
その他にもたくさんの例があるのだが(有料noteなのでこれ以上は控える)、そうそうそう!と膝のお皿が割れそうなほど連打するにいたり、なるほど自分には犬か狼系がついているのだなあと納得した。
はじめは犬か狼がついていると聞いて、人間以外が人につくの?と少々変な気分になったのだけど、よくよく考えてみれば、人がつくより犬か狼がついている方がいいような気がしてきた。
現実界の犬との関係
とはいえ、現実界にいる体を持った犬にモテた思い出があまりない。
毎日会うおじいさんとこのミニチュアダックスは1年たっても無視してくるし。
駅からの帰り道、出会うたびにほえてくるチワワがいるし。
近所の黒柴だって2年かけてやっと仲良くなった。
私はいつだってウエルカムなのだが、犬側から少々距離ととられているように感じる。
ついでに猫も距離をとってくる。
そういえば、逆もあった。
昔住んでいた家の近所のコーギー。
一般的なコーギーの2倍くらい大きい上に全然言う事聞かなくて、飼い主さんに「ラッキー!ラッキー!」と連呼されてるから、何の気なしに「ラッキーかあ」とつぶやいてみたら、ラッキーがくるっと振り向いて猛ダッシュ、勢いそのまま体ごと腰に追突されたことがあるなあ。
信号待ちしていたら左手にぬれた感覚があって振り向いてみたら、大きいラブラドールレトリーバーが私の手をベロンベロンなめていたこともあった。飼い主さんが大慌てで引き離しにきた。
好かれる時、そうでない時とが極端かもしれない。
あ、もしかして、大きめの犬が寄ってきているのか。
となると、私についているという犬か狼はけっこう体が大きいのかもしれない。
少なくともチワワのような小型犬ではないのだろう。
そう思うと犬たちの(ついでに猫の)距離感も理解できる。
大きめの犬かあ。どんな犬なんだろう。
私につくところから推察しても、きっとシェパードのような賢い犬ではないだろうな。
毛がボサボサ、番犬しない、何でも食う、腹を出して寝る、お手できない、マイナス10度の吹雪の中でもやたら元気な犬であろう。確実に雑種だ。
人間が一般的に呼ぶところの「アホな犬」間違いなしだが、気兼ねなく付き合える愛嬌があって人生のパートナーにはぴったりかもしれない。
人間だったら誰がいい?
自分に犬がついているらしきことは納得したけれど、もし万が一、人間がついてくれるなら誰がいいだろうか。
どっしりしている人がいいなあ。
わが道を生きた人、それで少々おかしみのある人であればなおいい。
どうせだったら大御所にきてもらおう。
・・・・丹波哲郎?
若い方は分からなくて恐縮だが、中高年にはおなじみの大霊界な俳優さんである。
どっしりしてて、わが道行ってて、おかしみもあり、大御所だ。
晩年はバラエティ番組に出ていたから、勝慎太郎よりずっと親近感がある。
言う事なしである。
しかしながら、そんな機会はないと思うけれど「私には丹波哲郎がついています」と自己紹介する自信がないし、その前に「あなたには丹波哲郎がついています」と言われたら、ぽかんとした後に多分笑ってしまう。
哲郎に延々と怒られそうだ。
ついでに私についている雑種にサーロインステーキなどを与えそうでよくない。
うちの雑種はビタワン一筋だ。
うーん、別の人となると・・・・・・
あ、分かった。
荒俣宏先生!!!
子どものころ、テレビに荒俣先生がでていれば欠かさず見ていた。
先生が何をしている人か全く知らなかったが、なぜか荒俣先生が大好きだった。
母レイコが、あの人は帝都物語というとても怖い小説を書いた人だ、私は映画を見に行ったけど本当に怖かったんだと言っていたけれど、そんなこと一切信じていなかった。
あのおじさんがそんな話を書くわけがない。今も信じていない。
優しくて柔和で豊富な知識とユーモアがあって、静かにわが道を生きてらっしゃる素晴らしい探求者だ。
そんな方が私の背後につくなんて最高じゃないか。
と、ここまで荒俣先生を激推ししてきたが、先生はご存命である。
先生のお仕事の邪魔をするのは忍びないが、ものすごく暇でやることなさ過ぎる時にでも生霊としてふらっとついていただけたら大変光栄だ。
その時は私についている犬も大喜びして、体ごと突進することだろう。
今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。
それではまた明日。