どうも、非効率系ミニマリストのカタカナです。
いかがおすごしでしょうか。
水曜日は芸能世界の考察。
Doctor-Xは姿を変えた水戸黄門です(キリッ)
年末おなじみDoctor-Xがはじまったよ
相棒に引き続き、Doctor-Xもはじまりましたねえ。年末だなあ。
毎年今回で終了の噂が流れるにも関わらず結局やるんかーいって思うけど、実際にドラマを見だすと面白くってそんなことは忘れてしまうんすよねー。やり手。
それにしても、なんでこんなに人気があるのかしらと考えた結果、一つの結論にたどりつきました。
Doctor-Xって水戸黄門なんですよ。
形を変えた水戸黄門
Doctor-Xの主役は米倉涼子演ずる大門未知子、あらすじは毎回一緒です。
2.大門が治療しようとするけど、病院に邪魔される
3.患者ピンチ
4.大門が手術「私、失敗しないので」
5.大成功
6.病院に超高い請求書とメロンを渡す
この流れが毎回毎回繰り返されています。まじで同じ流れです。
さて、ここで水戸黄門の流れを見てみましょう。
2.悪代官が邪魔してくる
3.町人ピンチ
4.黄門様登場「この紋所が目に入らぬか」
5.町人助かる
6.悪代官、黄門様から処分される
一緒やん!
毎回毎回同じ流れが繰り返されるところまで、両者そっくりです。
大門未知子 イコール 水戸黄門ですね。
能ある鷹は爪を隠す、普段はすごさを感じさせない、悪を絶対に許さないなんて設定もキャラとして似ています。
決め台詞が毎回あるところも全く同じ。
「私、失敗しないので」イコール「この紋所が目に入らぬか」。
ほら、本当に水戸黄門でしょ?
人気の秘訣は完全な勧善懲悪の世界
Doctor-Xや水戸黄門が息の長いコンテンツになっている共通理由、それは徹底的な勧善懲悪の世界だからだと思うんですよ。
どんな病気や悪人が登場してもどんなに最悪なピンチにおちいっても、主人公が圧倒的な力でやっつけてくれて、最後にはうまくいく。
これ以上にすっきりする&安心する展開はありません。
しかもこの両者、絶対に最後にはうまく行くんですよね。
この「絶対に」が本当に大切です。
一切の例外なく、必ず正義が悪をやっつけてくれる。ああすっきり。
そりゃね、大いなるマンネリといえばその通り。
しかし、両者は長期間に渡って型を徹底的に守りとおしたことで視聴者からの認知を得ました。
どちらも「こうなってああなって最終的にハッピーエンド」って。
印籠がでたら、あー出た出たいつものやつって思うじゃないですか。変わらないなーって。
同じようにDoctor-Xでピュピュピュピュピューって口笛みたいな音楽と足音が聞こえたら、ああ大門未知子がオペ室に入ってきたな、患者は助かるなって思う。
型からはみ出さない・変化しないからこそ、我々に安心感を与えてくれるのです。
それにね、きれいごとだと思っても、無責任なくらいプラスで終わる方がやっぱり人間気持ちが楽になるもんですよね。そこも長寿番組になった秘訣かもしれません。
最後に
いまのテレビでは、水戸黄門はじめ時代劇を見ることが難しくなっています。
つまり、勧善懲悪のすっきりを得る機会がないってこと。
そこにうまくはまったのがDoctor-Xなのでしょう。
現代医療を舞台とした時代劇。
いまの型でいる限り、向こう5年は安泰なんじゃないでしょうか。
今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。
それではまた明日。