高知のおばあちゃんたちからキャッシュレスを考える

ハイテクおばあちゃん 土曜日:雑多な話2

どうも、非効率系ミニマリストのカタカナです。

いかがお過ごしでしょうか。

カタカナ
カタカナ

土曜日は雑多な話。

高知のハイテクおばあちゃんたちを見て国を思う。

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高知で驚いたこと

二泊三日で高知に旅行に行ってきました。夏の四国大好き。

でねでね、今回驚いた事があったんで聞いてほしいんですよ。

高知のおばあちゃんたちがすんごいハイテクなの!

おばあちゃん

高知には仁淀川という、それはそれはきれいな川があるんですよ。

四万十川を越える奇跡の清流って呼ばれてる川で、水がきれい過ぎて青く見えるんです。

私たち、その奇跡の清流にカヌーをしにいったんですけど、もちろんそんなきれいな川は山奥にあるわけで。

カヌーセンターまで乗り合いバスに乗っていきました。

ICカードを使いこなすおばあちゃんたち

高知駅から40分ほど乗って料金は910円。
・・・・なかなか微妙な金額。

小銭ではほぼほぼ持ってない額なんですよ。1000円越えてくれた方が逆に用意しやすい。

それでいてバスは両替式だから止まった瞬間にダッシュで運転席まで行って踏ん張りながら千円札をいれるけど、そんな時に限って両替機になかなか札が入らなかったりなんかしてヒヤヒヤしつつ、やった入った!と思ったら千円分の小銭って100円10枚じゃなく10円も50円も混じってすごい量にだからそれを大急ぎでとろうとしてるうちにバスが動き出してよろけながら席に何とか戻るという、バスに乗らない人あるあるを炸裂させてしまいました。

ああ怖かった。

そんなあるあるやりながら、真っ昼間の山奥行きのバスだったんで誰も乗ってこないかなと思っていたら、地元のおばあちゃんたちがわさわさ乗ってきました。皆さん病院に行った帰りらしい。

ぼんやり見ていると、おばあちゃんたちは何かしたらピッとやってから乗りこみ、ピッとやって降りていく・・・・ってICカードだ!

中には降りるついでに運転席で現金チャージしていくおばあちゃんも。

カタカナ
カタカナ

みんな作業用のかっぽう着でいかにも野良作業の途中に病院きましたって格好なのに、めちゃめちゃITを使いこなしている・・・・!!

高知のおばあちゃん、めちゃめちゃハイテクやんか!!

高校生よりおばあちゃんの方がハイテク

別に珍しくないやーんって思ってらっしゃるかと思います。

カタカナ
カタカナ

これ、心して聞いて欲しいんですけど、

高知のJRってICカード非対応なの!!!!!

パスモやイコカ、あのあたりの交通系ICカードは使えません。電車の切符は現金のみ。
ほんとほんと。高知駅の改札にICカードタッチするとこなかったもん。

反対に、バスではICカードが使える・・・・・

その結果、電車通学している高校生よりもバス通院している山奥のおばあちゃんの方がキャッシュレスに対応済みという状況が発生した模様。うへえ、かっこいい。

私も電車がICカード非対応だってことで、バスも現金のみだろーなーと思い込んでたんですよ。
だから余計に、おばあちゃんたちの使いこなしぶりにめっちゃ驚いたのでした。

自分に関係あればキャッシュレスは浸透する

この様子を見ていて思ったんですよね。

国がキャッシュレスを浸透させるために何%還元だのなんだのやってますけど、そんなことより、自分の生活に深く根ざしている事が便利になった方がインパクトがあるんだなって。

おばあちゃんたちはそんなにガバガバ買い物しないだろうけど、しょっちゅう病院には行かなくてはならない。

そうなるとバスに乗る回数が増える

現金用意するの大変

バス用ICカード、使ってみたらめちゃ便利

キャッシュレス化進む

この国の99%は地方。東京ではありません。買い物が日常の中心にあるわけじゃない。

本当にキャッシュレスを浸透させたいのなら、生活の根本が格段に便利になる体験をさせる方がずっと早いのかもしれません。バスが便利に乗れる、高速道路の支払いが楽とかね。

それもクレジットカードや何とかペイ系じゃなくて、サインも読み取りも必要ない交通系ICカードじゃないと意味無い気がする・・・・

おばあちゃんたちにウケたのって「かざすだけ」っていうシンプルさだろうしさ。

複雑にしたら、その分浸透しなくなって当たり前ですもんねえ。

そう思うと国の施策は何か根本がずれてるのかも・・・つーか交通系ICカードもっと頑張れよ・・・と、高知のハイテクおばあちゃんたちを眺めながら思ったりなんかしたのでした。

カタカナ
カタカナ

今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。

それではまた明日。