どうも、非効率系ミニマリストのカタカナです。
いかがお過ごしでしょうか。
火曜日は食べ物の話。
関西在住20年でも、未だに混乱する・・・
今回は「た」のつく食べ物
50音で綴る食べ物の話、今回は「た」。
満を持して「たぬきうどん」を推薦したいと思います!といいたいところなのですが、このうどん、実はめっちゃめちゃややこしい存在なのです・・・・
だってね、関西にはたぬきうどんが存在していないんですよ。
たぬきそば、ある?ない?
「え?ないの?」と思われた方も多いことでしょう。
「は?ないよ?」と思われた方もたくさんいらっしゃるはず。
有名な話ですが、関西と関西以外(主に東京)では、
うどんの名前の認識が違うんですよね。
きつねうどんはおあげがのったうどん。
これは共通です。
では「おあげがのったそば」は?
カタカナ「きつねそば!」
のんきち「たぬきそば!」
ふたり 「・・・・・・・・は?」
たぬきうどん?きつねそば?????
意味、わかりましたでしょうか?
私はずっと分からないままなんですけど(オイ)、
関西ではおあげがのったそばを「たぬきそば」っていうんですよ・・・・
20年済んでるけど、これだけは全然意味がわからない。
関西以外では「おあげ=きつね、だからきつねそば」と考えていると思うのですが、
関西では「うどんの反対はそば、きつねの反対はたぬき、だからたぬきそば」ってことなのかな・・・と推測してますが、真相は闇の中です。
シンプルに、きつね=おあげうどん/たぬき=おあげそば、という2択にしたのかな・・・?
じゃあ、関西以外の人間が「たぬきそば」と呼んでいる天カスが入ったそばはなんて呼ぶの?
これは「はいからそば」となります。
天カスが入ったうどんも「はいからうどん」。
図にしてみた
でタイトルのたぬきうどんですが、大阪生まれ大阪育ちソースと粉もんはだいたい友達ののんきちからすると「は?たぬきうどん?ちょっと何言ってるか分からないんですけど」だそうです。
概念自体が理解できないそうです。
うーん、あまりにややこしいので図にしてみました。
うっはー、ややこい!
この図を描いている時も全然意味が分からなくなって、
のんきちに4回確認しましたもん。
「おあげがのっているそばがきつねそば・・・じゃなくてたぬきうどん?うどん違うわ、そばやからきつねそば?え?きつねそばっておあげが乗ってるやつであってるやんな????」
説明を聞くと一瞬分かった気がするんですけど、しばらくすると自信がなくなってきてまた確認しちゃう。しかも間違っている。
カタカナ的自衛策
関西のうどん屋さんに入ったときは間違えないように記憶をたどるのですけど、結果的に自分の記憶ほど頼りにならないものはないわという結論に達し、「きつねたぬき周辺の注文はしない」というある種最高の自衛術をとるようになりました。
でね!!京都はここからさらにひねりが加わりまして。
でも甘いきつねをきつねと呼ぶお店もあって、その時はあまくないきつねを「きざみ」と呼ぶことが多いです。
・・・・・さすが京都、ややこしい。絶対間違える。
そこで賢いカタカナは「京都ではうどん屋に入らない」という鉄壁のディフェンスを張る事にしています。これで万事解決。
土地それぞれの呼び方が楽しい
自分たちでは全然気が付いていなくても、実はその土地でしか通じない呼び方って意外と多いのかもしれません。ケンミンショー的なね。調べてみるとおもしろそう。
そういえば、岐阜にいたころ、冷たいおうどんのことを「ころうどん」とよんでました。
由来はわからん。
往年のクイズ番組・なるほど・ザ・ワールドでクイズになってたときは子ども心にびっくりしたなあ。
ころじゃなかったらどう呼ぶの?って。
岐阜を離れた今じゃすっかり「冷やしうどん」と呼ぶようになりました。すかしやがって。
ああ、ふるさとは遠くになりにけり。
今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。
それではまた明日。