どうも、非効率系ミニマリストのカタカナです。
いかがお過ごしでしょうか。
火曜日は食べ物の話をお届け。
今日は「う」のつく食べ物について。
今週のお題は「う」
勝手に50音順に食べ物について書くシリーズ、今日は「う」です。
うーーーん、「梅」?
梅干、梅酒、梅シロップ、梅ざらめせんべいもって、梅味って多い!
改めて見て見ると、梅ってご飯のお供からお酒・お菓子などなど、どんなジャンルでもこだわらず仕事するコラボ好きという感じがします。ハローキティと同じ路線。
日本文化に深く根付いた梅ですが、なんとのんきち(夫)は梅干が食べられないんですよ。
だから私一人でひっそりと楽しんでいます。
初めて梅干を漬けてみた
実は去年、生まれて初めて梅干を漬けたんですよ。
でもどうしても重石を買うのがいやで、ジップロックを使ったツボ・重石・焼酎のいらないレシピをググり倒して見つけだし、土用干し用ざるを買うのもいやだから手持ちの洗濯かごをひっくり返してクッキングシート引いて干すという、とてもミニマリスト的な創意工夫を凝らした梅干つくりをいたしました。
さらに残った赤ジソでゆかりを作ったのですが、すり鉢がないもんだからおろし器でコツコツすりおろして粉状にしましたもん。どうしても食べたくて。
正直、この作業がいちばん大変でしたよ・・・・数日かかってすりおろししてね。
苦労して出来上がったゆかりを食べた時は思わず声がでました。
「めっちゃ普通ーーーーー!!」って。
「手間がかかっているから」「自分が作ったから」っておいしくなるわけじゃないということを身を持って知りましたね、ええ。
梅の実は加工方法によって選ぶ
初めて梅干を作った、イコール初めて梅の実を買ったということでもありまして。
スーパーで梅の実を買ったときは、
自分の丁寧な暮らしクラスタの一員になったような晴れがましい気持ちになったものです。
恥ずかしながら、レシピをググり倒すまで知らなかったこともありました。
作りたい加工食品によって、使う梅の実が違うんですよ。
梅酒 → 通常の梅(青くて固いもの・黄色く熟したもの)
梅干 → 通常の梅(黄色く熟したもの)
そもそも梅の実が熟すという概念がなかったですもん。
梅=青梅のイメージです。
レシピによると「梅干の場合、梅が青かったら黄色くなるまで追熟させましょう」とのこと。
買った梅も青かったもんですから、レシピの言葉通りにしばらく放置することにしました。
カタカナ家に甘いにおいが立ち込める
それから数日後、玄関を開けるとどこからか甘いにおいがするんですよ。
砂糖的な甘さじゃなくて、果物の甘いにおい。
不審に思ってにおいをたどっていくと、その先には追熟中の梅が。黄色く熟しだしたと同時に、においも甘くなったんですね。
アンズみたいなスモモみたいな、とろっとした甘いにおいなんですよ。
思わずにやけてしまうくらい、本当においしそうなにおいがしてて。
魅惑の甘い香りは日が経つごとに濃厚になっていきました。
禁断の果実に手を出す
その結果。梅の実をそのまま食べたよね。
いちばん熟して甘いにおいがする実をひとつ選んで、それこそスモモみたいにがぶっと。
「梅干にしないといけない」と我慢して見ていた梅の実をがぶっと。
部屋中に漂う甘い熟した果物のにおい、しかも毎日毎日濃厚になっていくー・・・
そんな誘惑がそばにあったらそりゃ食べるよね。
アダムとイヴの気持ちがよくわかるよ。
さて、我慢の果てに手を出した梅の実の味は・・・・・
・・・・・味しねえ。
なにこれ、何の味もしないんだけど!
甘くもなければ、渋くもなく、もしかしたらほんのり酸っぱい・・・?くらい。
濃厚な甘い香りから想像するような味じゃない。
うっわ、めっちゃ裏切られた・・・・私の純情を梅の実にもてあそばれたよ。
もちろん、これ以上は手を出さずに全て梅干にすることにしました。
喉が・・・喉が・・・・
「梅の実、甘いにおいなのに味がない」詐欺事件の翌日。
いつも通りに起床した私ですが、何か違和感を感じました。
・・・・・・・・・・・喉が・・・喉がイガイガする。
でも風邪じゃない。
乾燥で喉が痛くなる感覚とは違う、
喉粘膜というか細胞自体がやられてイガイガする感じ。
ちょっと声も出しにくいし、少し染みるし。
なにこれ・・・・?と、眉をしかめてしまうような不快感は2~3日続きました。
喉を殺ったのは梅の実だった
どう思い返しても普段と違ったことは、梅の実を食べたことだけ。
念のためググってみると・・・・
うわ!梅の実はそのまま食べるなって書いてある!
サイトによって多少見解は違うのですが、生の梅の実は食べてもおいしくない上に、アクが強いもんだから喉が痛くなることがあるとのこと。
特に青梅はダメ、さらに青梅の種の中には毒があるそうな・・・・・
こっわーーー!!全然知らんかったし!
食い意地のせいで天に召されるところやったやん、怖いわ。
さらにググっていると「戦時中は食べる人もいたが、他に食物がないために仕方なく食べていた」との記載もあって、究極的な状況でしか食べないものを私は嬉々として食べて撃沈したってことになる。
私の守護霊が戦時中の人なんかな。
苦労したんやから、今はもっとおいしいもの食べてええんやで。
よく童話で「食べ物に釣られて敵に捕まる間抜けなやつ」がいるじゃないですか。猪八戒とか。
あれ、間違いなく私だわ。
そうか、私の守護霊は猪八戒なのか・・・・それなら仕方ない。
今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。
それではまた明日。