SMAPの二の舞はご勘弁-嵐の優等生的用意周到さに頭が下がるー

5人組アイドルの行方 水曜日:芸能世界の考察

どうも、非効率系ミニマリストのカタカナです。

いかがお過ごしでしょうか。

カタカナ
カタカナ

水曜日は芸能世界の考察。

嵐の休止のニュース、まさに嵐のように日本中を吹き抜けましたな。

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嵐、2020年にて活動休止

皆さまもご存知だと思いますが、嵐が2020年末をもって活動休止に入ることが発表されました。

報道番組のTOPニュースで扱われるなど、日本全国に衝撃を与えました。

まったく嵐に詳しくないカタカナですら「え?どうして?仲良さそうなのに」と思ってしまうほど。

休止まで2年間という長いスパンを持たせる、全員そろって記者会見する、ゴシップ雑誌にスクープされていない。

カタカナ
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SMAPの二の舞にならないように

徹底的に準備しとるな・・・・

話はいったんSMAPへ

カタカナ
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SMAPは日本男性アイドルグループのエポックメイキングであり、

ひとつの完成形である。

私はそう考えています。

正統派2枚目、元ヤン、明るい年下、クール、普通のいいひと。

5人という人数はメンバーの個性がかぶらず覚えやすいですが、中でもSMAPは見事に個性が分かれていたグループでした。

 

いまでは想像もつきませんが、SMAPはアイドル不遇の時代に誕生し、売れない下積み時代を送っています。

どうにもこうにも売れない現状打破のために取られた作戦、それがバラエティへの進出でした。

 

「夢がMORI MORI」の音松くん(おそ松くんのパロディ)から始まり、テレビバラエティに積極的に出演、$10のヒットをきっかけにバラエティ番組SMAP×SMAPの誕生、毎週のようにコントを披露。

いまやアイドルがバラエティ番組に出演することもちろん、バラエティ番組を持つことも当たり前になっていますが、この流れを作ったのは間違いなくSMAPです。

それまでアイドルはあくまで聖なるもの。

カタカナ
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アイドルはトイレに行かないし、お笑いもやらない立場でした。
(やってもドリフやバカ殿様のゲストくらい)

 

今でこそ中居正広は元ヤンで歌が下手という国民的コンセンサスがありますが、改めてよく考えてみてほしいのです。

アイドルが元ヤン、って絶対的にマイナスイメージじゃないですか。

普通だったら隠すでしょ。

そこを自ら開示してネタにするなんて、それまでのアイドルでは完全なるご法度です。

ありえません。

捨て身とも言える方法でSMAPはアイドルの型を破壊し、トップに登り詰めました。

カタカナ
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同時にバラエティタレント・お笑い芸人との垣根も叩き壊し、

アイドルの低価格化をまねいたともいえます。

嵐って優等生っぽいなあ

カタカナ
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個人的な感想ですが、

嵐ってとても優等生っぽいなあと思うのです。
もちろんいい意味で。

新しいアイドルの道はすでにSMAPが開拓していますから、嵐は比較的すいすいと進んでいった印象があります。

デビュー会見はハワイだったし。

(SMAPのデビュー会見は大雨で音響機械が壊れる波乱の幕開け)

 

結成から解散まで、ずっとハチャメチャだったSMAP。

それをずっとそばで見てきた嵐。

やはり5人の心の中にはずっとあったと思うのです。

「SMAPと同じ道を歩んではいけない」と。

全てを壊して進むSMAPと差別化をはかろうと思ったとき、嵐は優等生になるしかなかったのではないかと。

 

全員仲がよくて、バラエティも羽目を外さない程度にほどほどにこなし、

楽曲もデビュー時からかっこよく(大阪弁の歌は歌わない)

でもドラマではかっこよすぎない役柄を演じます(木村拓哉とは正反対)

必要以上に個性的過ぎず、常に穏やか・さわやか・真面目で親しみやすい。

メンバーの逮捕歴はもちろんゼロ。

カタカナ
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絵に描いたような好青年で優等生、

よく言う「あんな子が息子だったらいいのに・・・」の典型例ですね。

そのイメージの結晶が東日本大震災の応援CMでしょう。

積み重ねてきた優等生イメージによって、完全にSMAPを追い越した瞬間でした。

そりゃ自由になりたいだろうて

最終的にSMAPを追い越す人気を得た嵐。

それでもひとつひとつの意思決定において、SMAPとは違う自分たちを意識し、演出してきたのではと思うのです。

巨大すぎる先輩の作った道にのっかりつつも、別の道を探さなくてはなりません。

後半はかなり呪縛が薄れていたとはいえ、本当に気を使ってきただろうなあ。

 

大野智のコメント「自由になりたい」を見ると、そりゃそうだろうなあと思うばかりです。

ジャニーズという最高レベルに気を張っていないといけない世界で、20年近く優等生やってきたんだからそろそろ卒業したいよね。うん。

SMAPの二の舞を避けた結果とはいえ、結局最後まで優等生のまま休止するのだなあ。

ここまで貫けるならあっぱれというものでしょう。

用意周到という文字はSMAPにはありませんでしたから、嵐のプロ意識に頭が下がる思いです。

 

ファンの皆さんは寂しいと思いますが、SMAPの解散と比べたら沢山の可能性が残っていますから希望を持って生きていただきたい。

カタカナ
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そして嵐のメンバーも、もうSMAPのことは気にせずに
のびのびと活動していただきたいものです。

 

SMAPも嵐もいない2021年、新たな男性アイドルグループが登場するのでしょうか。

壊されたアイドルの聖性を取り戻そうとするKing&Princeが君臨するのか、はたまたSMAP同様に新たな道を切り開くアイドルグループが登場するのか。

それともアイドルグループは消え、ソロ男性アイドルが復権するのか。

これからどうなっていくのか、ちょっと楽しみです。

見届けるまで死ねんぞ!

カタカナ
カタカナ

本日もここまでお読みいただいてありがとうございました。

それではまた明日。