どうも、カタカナことカタオカカナです。
いかがお過ごしでしょうか。
土曜日は雑多な話。
岐阜県民の憂いを聞いてほしい・その3。
日本有数の目立たない県・岐阜県について勝手に書く第3回目。
第1回・2回はこちらからどうぞ。
まだまだ続く岐阜県民の憂い
岐阜県の悲しさというのは根が深い。
徹底的に目立たない。もしくは目立っているはずなのに覚えてもらえない。
その悲しさが際立っているのがエンタメ作品である。
ご存知の方も多いが、近年、岐阜県は多くのマンガやアニメの舞台になっている。
岐阜県を巡る聖地巡礼も行われているくらいなのだ。
さあ、恒例のクイズタイムです。
岐阜県が舞台になっているマンガ・アニメ(岐阜県内をモチーフ、ロケーションとしたもの)を思いつくだけあげよ。
・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・・
はい!タイムアップです!!
今回も恒例どおり、私には皆さんの声がはっきりと聞こえる・・・・
岐阜県が舞台のアニメかマンガだって・・・?全然聞いたことないぞ。つーか「思いつくだけ」ってことは複数あるってことか??いやいやいや、やっぱり知らんぞ。
はいはいはい、そりゃそうだ。岐阜県民でも「本当か???」ってなるから、はい。
さて、お待ちかねの答えはこちら!
- えびがわ町の妖怪カフェ
- 片目猿
- 岐阜のたてかよこ
- 君の名は。
- 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
- センゴク
- センゴク兄弟
- せんぼんまつばら 川と生きる少年たち
- 猛き黄金の国 道三
- のうりん
- 信長協奏曲
- 信長のシェフ
- はるとごーすと
- ひぐらしのなく頃に
- ひそねとまそたん
- 氷菓
- へうげもの
- 僕は友達が少ない
- 僕らはみんな河合荘
- 星空へ架かる橋
- みそララ
- 聲の形
- 恋愛ラボ
- ルパン三世 風魔一族の陰謀
出典はこちら。
信長関係になると、当然のように岐阜が登場する。
熱心なファンが多い氷菓、ひぐらしのなく頃に、聲の形も岐阜県だ。
聲の形は私の故郷・大垣市が舞台である。
ちなみに、舞台にはなっていないが「ゆるキャン△」のキャラクター名も岐阜の地名が使われている(各務原、大垣、恵那)
岐阜県が舞台の大ヒットアニメ映画だってある
いやいやいや、たった24作品やん?と思うでしょ?東京なんて無数にあるぞと。
でもでもよく見ていただきたい。
4.君の名は。
見えました?
4.君の名は。
これも岐阜県民がドヤれる数少ないポイントなんで、もう一回書かせていただきますわ
4.君の名は。
そう!
2016年に社会現象レベルの大ヒットを記録した、あの「君の名は。」は岐阜県が舞台である。
思い出していただけただろうか。
ヒロイン・三葉が暮らす町は岐阜県飛騨地方にある。
実際に「糸守町」は存在しないが、飛騨市が映画とタイアップしているので、実質的に三葉は飛騨市の子と言っていい。
三葉が巫女を務める神社も、通う学校も、カフェと称する自販機も、襲撃した発電所も、彗星が落ちたあの湖、あの町も、あの山奥すべて岐阜県の設定なのだ。
そろそろ思い出していただけたろうか。
そうなのだ、これだけ書き連ねても「んーーー?そういわれればそうだったような気がする」と思っていただくのが関の山なのだ。
作品中、瀧が三葉の居場所に気がつくきっかけは岐阜県の写真展である。入り口にがっつり「岐阜県」と書いてある。
瀧がハッと気づいたと同時に、見ている人みんな「三葉は岐阜にいるんだ!!」とハッとしたはずだ。
確実に岐阜を認識している。言い逃れはできない。
それなのに、観客の記憶には彗星と組紐と口噛み酒だけが残り、舞台である岐阜県の記憶だけがすっぽり抜け落ちているのだ。
おかしい。
大ヒットした映画の舞台なんだぞ?
例えは古いが、転校生=岡山県倉敷、仁義なき戦い=広島と、大ヒットした映画の舞台は何年経ったって人々の記憶に残っているではないか。
君の名は=岐阜県(と東京)となって当然のはずである。
それなのに現実はそうなっていない。
あの社会現象レベルをもってして記憶に留まることができないとなると、これは観客の問題ではなく岐阜県側の問題としか考えられない。
どれだけ地味なんだ。
ここまでくると、神が岐阜を隠したがっている可能性すらある。
神が隠したがる県・岐阜。
正直、大丈夫かその場所という気持ちになる。
最後に
真面目な話をすると、君の名は。の公開中に観客全員プレゼントと称して岐阜をアピールするモノを配布すればよかったのにと思う。
公開当初から配ってしまうとネタバレになってしまうから、リピーターの増えてきた公開後半くらいからでよい。
組紐とはいわないから、実際の風景と三葉が合成された飛騨市のポストカードでも渡しておけばよかったのだ(プロメアは公開100日記念で限定ポストカードを配布し、ファンを喜ばせていた)
作成する経費は高額になるかもしれないが、それを補って余りある効果が得られたはずである。
岐阜県は知名度アップのために色々なことに首を突っ込んでいるが、総じて商売下手なのだ。
ここまできてふと思ったが、
君の名は。と同じように、岐阜が有名になった世界を得るために、私はまだ見たこともない誰かとつながっているのかもしれない。
だからこんな謎の岐阜県記事を書いている可能性がある。
そうでなかったら、何も見返りがないというのに、岐阜のことで2000文字以上毎週文章を書くはずがないではないか。
何とかして、早く岐阜県が有名になった世界に行き着かなければならない。
このままでは永遠に岐阜県民の憂いと悲哀が繰り返されてしまう。
とはいえ、これは相当ないばらの道だ。
荷が重い。一生かかってもたどりつける気がしない。
頼むから、つながっている誰かには早々にあきらめてもらいたいものである。
今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。
それではまた明日。