カタカナ的「警視庁・捜査一課長」の楽しみ方を紹介するぜ(まさかの後編)

警視庁 水曜日:芸能世界の考察

どうも、カタカナことカタオカカナです。

いかがお過ごしでしょうか。

カタカナ
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水曜日は芸能世界の考察。

我らが一課長・後半です。

前半はこちらからどうぞ。

カタカナ的「警視庁・捜査一課長」の楽しみ方を紹介するぜ(まさかの前編)
カタカナ的「警視庁・捜査一課長」の見どころを6つご紹介します。そしてまさかの前後編です・・・

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最後に、人気の理由を考える

ここまで「お前本当に見どころをプレゼンする気があるのか」と思われる内容をでしたが、最後にまじめなことも書いておこうと思います。

「警視庁・捜査一課長」の大きな特徴であり、ヒットした理由、それは完全な勧善懲悪にあると考えています。

このドラマでは悪い人は犯人のみ、その他の人間は全員いい人という世界が徹底されているのです。

 

なんてったってこのドラマのサブタイトルは「-ヒラから成り上がった最強の刑事!-」ですからね、まず一課長がとんでもなく人望があるわけです。

仕事に熱く、リーダーシップはもちろん、いざとなれば部下を守り、間違えば迷いなく頭を深々と下げ、誰に対しても公平で親身で、その上家庭も大事にするという、前世でどんな徳を積めばこんな完璧な人格になるのかと肩を揺さぶりたくなるフルスペック。

理想の上司というやつですね。

刑事をはじめ、警察関係者も全員正義を愛し市民を守ろうと仕事に打ち込む真面目で熱い人たちのみ。相棒でよくある背徳刑事は登場しません。

同時に一般市民も「警察に協力するのは当たり前!」的純朴さで、情報提供に積極的、時には捜査員にお茶やお菓子を差し入れしたりしています。

犯人も社会の荒波に飲まれてやむなく犯罪を犯したような、情状酌量してあげてーと思うような人は少なく、基本自分のエゴなんですよね。

警察の奮闘振りに焦点が当てられているため、犯人側の心理だったり事情などはストーリーとしてあまり描かれません。

社会の暗部が~とか、組織の腐敗が~とか、人間のグレーな部分は全然でてこない。

悪いものは悪い、いいものはいいのです。

形をかえた時代劇の世界

何かみたことあるなーと思ったら、この世界観って時代劇なんですよね。勧善懲悪。

水戸黄門に代表されるチャンバラモノの世界です。

いい人が悪い人を捕まえてハッピーエンドという、単純ではっきりしてて、考える必要のない分かりやすい答えが与えられる。

この構成が毎週繰り返される、まあざっくりいうとマンネリの世界です。

 

いつしか時代劇はテレビから消えましたが、同じ構造の快感は求められていて、そこにばちっとはまったのが一課長ではないのかと思うのです(Dr.Xも同じ状況だと思う)

刑事ドラマに形を変えた時代劇ってことですね。

だからストーリー性がなくてマンネリっつー点も美点として迎えられてるのではないかと。

 

たぶんね、一課長のエピソードを水戸黄門や大岡越前でやっても違和感ないと思うんですよ。
その逆もしかり。

学生時代の講師が「日本人の感性にいちばん合っているのはやくざ映画」って言ってましたけど、実は時代劇なんじゃないかしら。

無意識のうちに時代劇要素を探すうちに、みんなが一課長にたどり着いたのではないかと。

ある意味一課長はドラマ難民を救ったと言えるかもしれません。

最後に

カタカナ的警視庁・捜査一課長の見どころをご紹介してきました。

なんてこと行っていたら、5月21日の放送は史上初のテレワーク捜査会議が放送されるそうです。

さすがは我らの一課長。まじか。

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一課長の画面には、あのなつかない猫ビビも登場しているっぽいので、そのあたり含めてこれからも捜査一課長をよろしくお願いします。

カタカナ
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今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。

それではまた明日。