どうも、非効率系ミニマリストのカタカナです。
いかがお過ごしでしょうか。
水曜日は芸能世界の考察。
今期推しドラマをご紹介。私がやらなきゃ誰がやる!
今季注目のドラマ「面白南極料理人」
人生でいちばんドラマを見ている私ですが、特に2タイトルを毎週楽しみにしています。
1つは「3年A組 今から皆さんは、人質です」
菅田 将暉の熱演もあってかなり人気がある模様。
そして、2つめは「面白南極料理人」
ええ、ご存じなくて当然です。
カタカナ5min.はあまり時事ネタを書かないようにしているのですが、今回は特別です。
「3年A組」は私が書かなくても、沢山の人がプレゼンしてくれることでしょう。
しかし。
「面白南極料理人」は私が書かなかったら、きっと誰も書かない。
ある種の義務感に駆られてパソコンに向かっています。
ドラマ・面白南極料理人とは?
面白南極料理人はテレビ大阪系列で土曜日深夜0時56分から放送されているドラマです。
カタギの社会人が見るような放送時間ではありません。
逆に見せないようにしているのではないかとすら思います。
お気づきかと思いますが、テレビ東京製作ですらない。
この時点でこのドラマがどれだけ零細企業か伝わることでしょう。
何より、自ら「面白」と銘打ってハードルをガン上げする向こう見ずっぷり。
(原作エッセイのタイトルそのままなんですけどね)
ざっくり言いますと、南極観測隊としてドーム基地で1年間越冬する隊員7人の話。
生き物どころかウィルスさえも存在できない極寒の地にあるせっまい基地。
おじさんたち(あえてそう言わせて頂く)の様子を、食事を通してゆるく描くコメディドラマです。
まずキャストを紹介しましょう。
ホームページをご覧ください。
主役は人気急上昇中の濱野謙太!
脇を固める役者さんたちが渋い!実力派!!が勢ぞろいしています。
ストーリーは全て室内、出演者は基本7人のみという三谷幸喜ドラマあるあるのような設定。
ドラマの内容「とにかくゆるい」
30分の放送時間は イベントの様子 + 食事 + ハートウォーミング の3本立てで進んでいきます。
季節感どころか今日が何日なのかすら分からなくなる南極基地生活では、祝日と誕生日は思い切りお祝いするようで、毎回なにかしらのイベントの様子が描かれています。
これがゆるい。
八割がた、おじさんたちのどうでもいい日常。
とにかく、
30分間なーーーんにも考えずに見ていられる。
バレンタインデーだといって、基地内で好きな人にチョコを渡しあったり(BLではない)
そんなことやってたらみんなその気になっちゃって、ホワイトデーにクッキー返しあったり。
すき焼きの東西対決がはじまったり。
こどもの日には「今日だけ僕の子どもになってほしい」と言い出し、隊員内で擬似家族をつくったり(女子高生と赤ちゃんと犬、もちろん全員成人男性)
日本だったら絶対やらないであろうシチュエーションが出てくるのですが、これすべて
「5ヶ月以上に渡る閉鎖空間での生活のせいで感覚がおかしくなっている」と言って乗り切ろうとしてきます。
え・・・?って思うタイミングにはジャーーーーンとエレキギターが鳴り響きます。
ここだけ聞いてたら超ハードボイルドドラマ・MOZUみたいなんすよ。
でも実際は、おじさんたちの悪ふざけが流れてるわけで。
田中要次への愛が深すぎる
個性派ぞろいの隊員はそれぞれにおかしなことになっているのですが、
注目すべきは金ちゃんこと田中要次です。
製作陣は隊員全てに愛を持って演出していると思うのですが、とりわけ田中要次に対する愛が深すぎるのではと疑っています。
自分がチョコをあげた川田隊員が鈴木隊員といい感じになっているのを見て傷つく田中要次。
寂しくって、思いを寄せてくれている本木隊員を呼び出し、
「ごめんね、寂しくって・・・・元さんの気持ちを知っててこんなことひどいよね・・・」と
女子高生のように泣きじゃくる田中要次。
女性に会わなさ過ぎておかしくなってきた田中要次。
板でつくられた女性型パネルにローラちゃんと名づけ、本物の女性として扱いだした田中要次。
今日だけ子どもになってほしいと言われ、完全に2歳児になりきってパンツ一丁でハイハイをする田中要次。
「チッチした」と言って新しいパンツに替えてもらう田中要次。
(イメージイラスト似てなくてすみません・・・)
この田中要次大暴れ状態をすべて、
「5ヶ月以上に渡る閉鎖空間での生活のせいで感覚がおかしくなっている」と言って済ませようとしてくるのです。
いやいやいやいや!どんな力技だよ!!!!!
田中要次の幼児プレイだぞ、裸にエプロンだぞ!
製作陣がこぞって「新しい田中要次」の開発をしているとしか思えない。
ほんっとにどうでもいいんだけど、毎週どんな田中要次を見られるのか楽しみでなりません。
時には主張しないドラマもいい
もし誰かに絶対に見たほうがいいドラマをすすめるとしたら、面白南極料理人じゃなくてアンナチュラルを勧めます。
え、だってすすめるなら必ず感動する方がいいかなーって。
「あとこれは個人的な趣味だけど・・・・」と言って面白南極料理人をおすすめします。
ごり押しできないというか、伝わりますでしょうか? この感じ。
アンナチュラルが松坂牛のステーキだったら、面白南極料理人は漬物って感じ。
なくてもいいけど、あったら嬉しいしおいしいし、飽きない。
ぐいぐい主張はしてこないからこそ、何回でも見られる。
大きな意味があるドラマは素晴らしいけれど、私たちは普段から毎日毎日意味を求め、時には意味を人からも求められながら頑張って生きているわけで。
だから、
たまには意味のないものを見て開放されたい。
そんな(私の)ニーズにがっちりはまったのが「面白南極料理人」なのです。
・・・・って、ここまで書いてみたはいいものの、魅力が全く伝わらない。
自分の筆力のなさをこんなに悔しく思ったことはありません。うう・・・
もし一度見てみようかなと思われた方は、TVerでご覧いただくといいと思います。
あとね、ホームページの相関図も放送の度に更新されていってますのでよろしくどうぞ!
本日もここまでお読みいただいてありがとうございました。
それではまた明日。