どうも非効率系ミニマリストのカタカナです。
いかがお過ごしでしょうか。
金曜は雑多な話をお届け。
先週に引き続き、献血に行った話です。
前編はこちらからどうぞ。
迎える採血本番
さて、ついに本番。
あのバスに乗り込みます。
中の写真はさすがに取れなかったのですが、観光バスがめちゃくちゃカスタムされている感。
細めのベッドが3台並んでいて、その横にはカウンターが2つあり機械とナースさんが待機していました。
ナースさんに案内されたベッドに横たわります。
電動ベッドだったんで、思わず♪パラマウント~と、パラマウントベッドのCMが脳内再生されました。CMの刷り込みすごい。
氏名の確認をしたら、いよいよ採血開始です。
ぶすり。
針には長いチューブが付いていて、カウンター奥の機械につながっています。
機械が時々圧をかけて血液を吸い取る仕組みだそう。
さっきもらったペットボトルを飲みながら採血ができるんですが、この入れながら出す感じ、
「1分間に水が10L入り、6L出ていく水槽、7分後に水槽に残った水は何Lでしょうか」
って、いういやいやまず栓しようぜ!どんだけ地球に厳しいんだよ!と思わざるを得ない数学の問題を思い出します。
そんなことを考えていると、ナースさんから声がかかりました。
大体8分ほどかかりますから、その間、この体操をしてくださいね。
足を組む → 足の甲をぐーっと伸ばして戻す×5 → 足を組みかえてまた足の甲を伸ばす
→これを採血中繰り返す、だそう。
いざやってみるとけっこうきつい。
あのー、これ何の意味があるんですか?
血液って足にたまりやすいんですよ。
だからふくらはぎの大きい筋肉を動かすと、血液が心臓に戻る手助けになるんです。
終了後のめまい防止にもなります。
なるほど。
水分を取ったり、空腹を避けたり、運動したりと、とにかく採血後に異変がないように色々な予防策をとっているようです。
しばらく動くことができませんから、ナースさんに色々聞いてみました。
チューブの中の血が黒っぽいですけど、これは血液ドロドロ・・・・?
それよく聞かれます(笑)
黒っぽいのは静脈から血液を抜いているからですね(酸素が少ないから赤黒く見える)
見た目ではドロドロかどうかわかりません。
さっき、血の成分調べてもらったから気になりまして。
そういえば検査で血の濃さを調べてましたが、濃いってどういう状態なんですか?
採血前に調べていたのは鉄分量で、鉄分が多いことを濃いと表現しています。
献血ができる人=血液を抜いても問題ない量の鉄分がある人、となります。
うわあ!うれしい!
数年前に駅のホームで貧血起こして病院に担ぎ込まれてから、毎日こつこつマルチミネラルサプリを飲んできた成果がここに現れました!
鉄分も大切ですが、血液の成分はほとんど水です。
400ml採血するということは400mlの汗をかいた状態に近いので、水分補給はしっかり行ってくださいね。
400mlの汗と聞くとなんかエグい量に聞こえるな・・・
あれ、もう8分経ってますけど終わらないですね。
いまで半分くらいですね。採血時間は個人差がとてもあるんですよ。
血管が太い方はすぐ終わります。
ありゃ、私、血管が細くて。
手術の麻酔もひじ裏から入れられなくて、手の甲からやったんですけどまあ地獄でしたわ・・・・
大変でしたね(笑)
あと、初めての方は緊張しているので遅くなりやすいですし、
今日みたいに肌寒い日も血管が縮むので遅くなることがありますね。
血管細い、初めて、寒い日のフルコンボを決めていたようです。
献血って思ったより人がくるんですね。
もっとガラガラだと思ってました。
多い日だと60人、雨が降ると30人くらいいらっしゃいますよ。
なるべく多くの方に来ていただきたいので、小学校のイベントに合わせて訪問してるんです。
あ!だからPTAっぽい受付があったのか!
確かに提供者には小学生とお母さんの組み合わせが多かったな。
献血のプロ登場
ここで私の隣に次の採血者がやってきました。
60代くらいのお父さん、いかにもスポーツをしてそうな溌剌とした感じです。
でね、このお父さん、なんと5分で終了して帰っていかれました。
すげえ。
ぜんぜん終わらない私に「お先です」とさわやかに声をかけていただきまして。
献血プロっぽい。
スガシカオの歌声が聞こえてきそうです。
お父さんが出て行ったあとも採血が続き、かかった時間はトータル15分以上。
平均の倍のスコア・・・・
これ、検査しなくても血液ドロドロ確定案件じゃなかろうか。
(聞いてみたら関係ないとのこと)
足の運動をそれはそれはきっちりやってたせいか、起き上がってもくらっとくることもなくバスを降りることが出来ました。
降りたらテントの中で10分以上の休憩を取ります。
ここでも水分補給をするんですが、出て行った400mlを補わなくてはならない!という使命感に駆られて、普段なら絶対飲まないQooりんご味(250ml)を一気飲みしましたよ。
前後合わせて500mlは補給したぞ、これで大丈夫のはず。
受付から始まってここまでトータル1時間でした。
話は少し戻るのですが、よく検診で「採血時に気分が悪くなったことありますか?」と聞かれるじゃないですか。
大体、はいはいないですよくらいに気楽に答えてると思うんですよ。
あれ、本当に発生するんすよ。
だって、現に私の2つ隣のベッドの女性、気分が悪くなって起き上がれないようになっていました。
だんなさんが迎えに来ていて、医師が「抜いた血液は戻してます」って説明してた(多分)
個人的に出した血を戻すことにびっくりしたけど。
とてもしんどそうだったので、無事に帰宅されていることを祈ります・・・
献血後は汗をかくような激しい運動はしないこと、お酒・お風呂は3時間以降にすること以外はあまり行動に制限はありませんでした。
でも、採血直後にトイレに行くと失神するおそれがあるとのこと。
こわ・・・
トイレに行きたかったけど、1時間我慢しました(びびりなもんで)
初めてのことばかりでわちゃわちゃしましたが、私の血液がどこかの誰かの役に立っていると思うと、ちょっと自己肯定力が上がった気がします。
自己否定が止まらないとき、あえて献血してみると活路が見出せるかもしれません。
そうそう帰宅後、もらった献血サイトのチラシをふと見てみました。
複数回献血クラブて。
こんなに正当性のある改名はじめて見たわ。
本日もここまでお読みいただいてありがとうございました。
それではまた明日。