あのことを忘れたいなら、持ち物を手放してみたらいいと思う件

自分の持ち物 月曜日:ミニマリズム

どうも、非効率系ミニマリストのカタカナです。

いかがお過ごしでしょうか。

カタカナ
カタカナ

月曜はミニマリズムの話をお届け。

ものと思い出の関係について。

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持ち物見直し運動、継続中

年末も近づいてきましたので、また持ち物も見直しをしています。

「ミニマリスト王に、俺はなる!」とかなり痛いことを思っていた頃に比べて、所有数は増えてきました。

つーか、ミニマリスト王ってなんなの。

それ、絶対全裸やん。

もやっとするお皿

先日、調味料を整理しました。

合言葉は「よそはよそ、うちはうち!」 -調味料を整理しようー
最近のカタカナ家は調味料が多すぎてよくなーーーーい!!(渡辺謙ハズキルーペ風味)ということで少々整理することにしました。

その流れで食器も見直そうと思ったんですよ。

でね、いつもひっかかるのがこのお皿。

もやっとするお皿

 

結婚祝いに勤め先の元上司からいただいた、栗本はるみブランドのトースト皿です。

実際はトーストをのせることはなく、取り皿として利用しています。

丈夫で、どんな料理をのせても違和感がありません。

サイズも程よく使いやすいし、なにより真四角だから収納空間に無駄が出ない!

けっこう便利に使っています。

でも。

使うたびにもやっとしてしまうのです。

もやっとする理由

なぜもやっとするのかと言いますと、

「この皿をくれた元上司にひどくイビられ続けた」から。

思い出すとちょっと精神的にキツイので詳細は省くのですが、まあひたすらにイビられました。

私も至らない点がたくさんあったんですけどね。

最終的に体調を崩して医者にかかるわ、仕事で使ってたフェイスブックを見ると吐き気が止まらなくなるわ、色々影響がでちゃって。

それなりにしんどかったわけです。

 

その元上司は数年前に退職して、もう接点はありません。

フェイスブックも数分だったら閲覧できる程度に回復しました(3年かかった)

イビられた記憶も、少しずつ自分の中で思い出に変わりつつある。

それなのに、あのトースト皿を使うたび胸がもやっとするのです。

ものと思い出はつながっている

ものに罪はないと分かっています。

ものはものでしかない。

問題はものにまつわる思い出の方。

 

お皿を使うたび、もっと言えばお皿を見るたび、つらかった思い出がちくっと刺さる。

昔のヒット曲を聞けば学生時代の思い出がよみがえるように。

街中で香水の香りを嗅いであの人を思い出したりするように。

ものだって、あの時の思いを呼び覚ますきっかけになるんだなあと。

 

逆に言えば、ものがなかったら思い出さないかもなーとも思ってます。

確率80%くらいで。

卒業アルバムがないからって学生時代の思い出が消えるわけじゃないけど、思い出す回数はぐっと減ると思うんですよ。

普段ぜんぜん思い出さない学生時代なのに、卒業アルバムが目に入ったら思い出すし。

お土産もいつでもその旅を思いだせるように買ってるわけでしょ。

ものを所有するって、思い出を所有することと同意義かもしれない。

ものを手放すと思い出も手放せる

じゃあ、さらに逆を言えば、思い出したくなかったらものを持たなかったらいいんだと最近気づきました。

私は生まれてここまであんまりいい思い出がないっつーか、恥が多い人生を送ってきましたって太宰治の人間失格の出だしを読んで「これ私のことだよ!」と思った程度には恥ずかしい思い出がいっぱいのH2Oなんですね。

もしかしたらそのあたりの思い出を手放すために、自分の持ち物も手放してきたのかなと。

(ここだけ抜き出すとすっごい悲しい)

 

だからあのトースト皿2枚も手放すことにしました。

便利だからと自分の思いを見てみないフリしてきたんですけどねー、便利と精神的安心をはかりにかけたらそりゃ精神的安心が重いっすわ。

なんでさっさとやらなかったんだろ、人間て不思議ですね。

もらったものだけじゃなくて、死にたくなるような思いして手に入れたお金で買った持ち物も実は精神的に良くないかもと最近は思ってます。

楽しいこと、嬉しいことを思い出せるものだけに囲まれて暮らしたい。

 

しかし、このトースト皿どうしよ。

食器はいつもメルカリで売るんですよ。

私のつらい思い出がじっとり染み込んだお皿を人に譲っていいものなんでしょうか。

怨念が凝って、買ってくれた先でのせた料理が片っ端から腐ったり、足が生えて夜な夜な歩き回ったりしないか心配。

 

だからといって自分で捨てるにも勇気がいる・・・

心霊写真の除霊みたいに、荒塩で揉んでから紙に包んで土に埋めればいいんだろうか。

もしこのお皿をひきとってもいいという猛者がいらっしゃいましたら、ご連絡お待ちしております!

 

本日もここまでお読みいただいてありがとうございました。

ではまた明日。