どうも、カタカナことカタオカカナです。
いかがお過ごしでしょうか。
火曜日は50音でつづる食べ物の話。
今回は「ぎ」。
「ぎ」といえば銀ダラ
「ぎ」といえば餃子とずーーーーっとそう思ってたんですよ、でもそれ以上に気になる「ぎ」が出てきてしまいました。
銀ダラ。
ほら、自粛続きで自炊率が高まるじゃないですか。
自分の作るごはんに飽きたっつーか、プロが作った料理が食べたいっつーか、餃子もおいしいけど銀ダラの西京焼き的な特別感のあるおいしいものが食べたいよーってことで銀ダラの話にすることにしました(銀ダラの話って何)
銀ダラって何だ?
そもそも銀ダラって何?ってことで調べてみたら、正確にはタラじゃないとのことが判明しました。
ついでに銀ムツもムツじゃないらしい。ちなみに今は銀ムツって呼ばずにメロというんだって。
そういえばスーパーで見たことありますね。
さらに調べていくと、銀ガレイ・銀ザケってのも存在するそうな。(この2種はカレイとサケではあるらしい)
銀ダラ・銀ムツ・銀ガレイ・銀ザケの4種に共通するのは、でかくて見た目が銀色だということのようです。
それにしても、不思議なもんで「銀」ってつくだけで、和って感じしません?
なんでだろ?いぶし銀の銀のイメージでしょうか?
銀二さんと聞いたら、ごま塩頭でねじりはちまきした何かしらの和関係の職人さんのイメージあるもんな。和食とか魚屋さんやってて、和風総本舗に「伝統を守る和の職人さん」として出演してそうだもんな。
銀の力
興が乗ったんでもうちょっと調べてみたのですけど、銀○○と名付けられたこの魚たち、元々はたくさん採れておいしいけどあまりなじみのない存在であったらしい。
脂が強いせいで戦前は好まれず安く扱われていた、とか。
日本近海で採れない深海魚、とか
(銀ムツの正式名称はマジュランアイナメ、確かに「マジュラン・・・?」ってなる。)
つきまとうマイナスイメージを払拭するために、頭に銀をつけて提供しだしたというところのよう。
それから数十年経って、いまや銀=脂が乗っている魚という高級イメージになった・・・・
って、銀の力すごいな!?
銀がすごいのは消臭脇スプレーだけだと思ってたぞ。
最初に「よし、この魚はおいしくて安いから、銀と名付けて売り出そう」と思った人天才じゃない????
ほら、似てる生き物って、後発の方に大体「ニセなんとか」とか「なんとかモドキ」とか、本体より劣りますよーっぽい名前がつくもんじゃないですか。
もしかしたら見た目が銀ぽいから銀って言ってただけかもしれないけど、それが多くの人にとってめっちゃしっくりきたわけでしょ?
すげえ、すげえよ、糸井重里以上のコピーライティング能力だよ。
初めていちご大福作った人と同じくらいすごい(個人的最高の褒め言葉)
最後に
いやー、銀すごいわー。
先日見た美食探偵で「同じ素材、調理法でも提供のされ方によって味の感じ方が変わる」って言ってたけど、食におけるイメージの力って大きいんですねえ。
そうそう、銀魚という魚もいるそうな。
めちゃめちゃおいしいのではないかと思ったんですが、金魚に対しての銀魚であって、食べる対象ではありませんでした。残念。
今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。
それではまた明日。