どうも、非効率系ミニマリストのカタカナです。
いかがお過ごしでしょうか。
火曜日は50音で綴る食べ物の話。
今回は「よ」
「よ」といえばヨーグル
今回取り上げるのはヨーグルです。
ヨーグルトでなくてヨーグル。
ピンと来た人もいらっしゃると思いますが、ヨーグルは駄菓子の名前です。
これ。
子どものころ、めっちゃ食べたわ~って人も多いんじゃないでしょうか。
もちろんカタカナもその口で、駄菓子屋にいけば必ず買ってました。
小さい木のさじ(スプーンと呼ぶのは申し訳ない)で、小さな容器に入った白いねっとりした固形物をほじくりながら食べたもんです。ちょっとざらざらしてて、フタの裏に「あたり」があったらもう一つもらえるの。
10年ほど前に、急に懐かしくなって食べてみたことがあったんですよ。
大好きだったヨーグル、郷愁とわくわくもさじに乗せて一口・・・・
って、油っぽいいいいいいいいいいいい!!
なんじゃあこりゃあ、ヨーグルに一体何があったのか。絶対におかしい。ヨーグルは家族を人質にとられて味を変えざるを得なくなったに違いない。
とか何とか始めは息巻いておりましたが、少しクールダウンしてから改めて食べてみると、あれ、こんな味やった気がする・・・・
長い時がヨーグルの味を超美化してしまってたんですね。ははは。
ヨーグルって何なんだ?
子どものころは「ヨーグルはヨーグルトの一種だ」と信じて疑ったことすらなかったのですが、改めて食べてみると絶対にヨーグルトじゃない。
あんなに油っぽい食べ物をヨーグルトだと思って食べていたと思うと、我が事ながら不憫な気持ちになります。
5円があるよチョコも今食べると、これをチョコレートと思っておいしいおいしいと食べていた自分が可哀想に思えてくるもんな。美化させたままの方がいい思い出もあるってことかもしれない。
じゃあ結局ヨーグルってなんだったんだ・・・・?
てな訳で、すぐググってみます。
超簡単にヒットしました、製造元はサンヨー製菓株式会社というらしい。
ヨーグルも「モロッコフルーツヨーグル」が正式名称だそうなんですけど、ヨーグルのどこにモロッコとフルーツ要素があるというのか。
ふむふむ、ヨーグルは1個10円やったのを20円に値上げしてたんだ・・・・
って、ホームページの方が気になる!!!
めっちゃ昔のホームページやん。
ホームページというモノが世間に認知されだした2000年前後のデザインやん。
ヘタしたら90年代に製作された可能性もあるぞ。
たまらん。
やべえ、ヨーグルよりホームページの方が気になってきた・・・
サンヨー製菓株式会社のホームページが味わい深い
トップページはもちろんヨーグル推し。
アイコンにカーソルを合わせると、フタをあけたヨーグルが登場する仕組みです。古。
よーく見てないと気が付かないけど、ヨーグルを持ったゾウが画面内を瞬間移動しながら動き回っている。
こんな味わい深いトップページを久しぶりに見たわ。
なにこの気持ち、超安らぐんですけど。
トップだけではありません。
商品紹介の写真を几帳面に切り取った感。
サンヨーミュージアムのなんでも鑑定団感。
和みまくる私の心を射抜いたのは、この販売風景ページでした。
まさかの左右の端に写真を配置するという、超トリッキーなデザインです。
なぜ。なぜとしか言葉がでてこない。
写真の間にある←→が味わい深いですね。
写真を真ん中に配置すれば←→もいらんし、見やすいし、読みやすいというのに。
あえてやらないんだとしたら超アバンギャルド。中の人、超パンク。
世が世なら、Sex Pistolsに次ぐパンクの金字塔になっていたかもしれません。
03年3月末をもって、閉店されるとの事。 大阪市公設市場の歴史も幕を閉じる事となります。
コメントに上記があることから察するに、この写真は16年前の2002年頃に撮られたものと推察できます。このホームページも同じ頃に作られたのでしょう。
2000年代ぽいデザインと感じた私の感覚は間違っていなかったようです。
おそらくこの頃からほとんど更新されていない気がする・・・・・
00年代からすると、このホームページは相当凝った作りですね。
相当PCに詳しい人が在籍してたんやな。でもその人は定年して誰も更新しなくなったんだろうなあ。
それから玉手箱のようにインターネットの海底で眠っていたところを、私という無粋者が見つけてしまったというところでしょうか。
見つかってしまったことを不運と思ってあきらめてもらうしかない。
最後に
おっと、本当にヨーグルのことはすっかり忘れて、ホームページに夢中になってしまいました。
ちなみにヨーグルの原材料はショートニングと砂糖なんだそう。
だから大人になってから食べたときに、油っぽいと感じたんですね。
500%ヨーグルトじゃない。
そして、原材料情報は1mmもこのホームページ載ってなかったりする。
ヨーグル以上に味わい深いサンヨー製菓株式会社のホームページでした。
今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。
それではまた明日。