アーティスト界No.1コラボ上手、西川貴教は音楽界のマヨネーズだと思う件

握手! 水曜日:芸能世界の考察

どうも、非効率系ミニマリストのカタカナです。

いかがお過ごしでしょうか。

カタカナ
カタカナ

水曜は芸能世界の考察。

T.M.Revolutionはアーティスト界のマヨネーズです!

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何がって今年のFNS歌謡祭ですよ

史上最高につまらなかったと(私の周囲で)評判のFNS歌謡祭2018。

今年は小柳ゆきもデーモン閣下も横山剣も出演しませんでした。

寂しいけど、時代に合わせて出演者が変更されていくことは仕方ないものです。

 

だがしかし。

アーティスト界のマヨネーズ、T.M.Revolution西川貴教がいないじゃないか・・・・・!!!

これには心底驚きました。

西川貴教=エポックメイキング

日本のアーティストの世界において、西川貴教は大きな転換点のひとつです。

それは「HEY!HEY!HEY!」(ダウンタウンの歌番組)で起こりました。

この番組は曲の前に出演者とダウンタウンのトークが行われていました。

デビュー時の西川が出演した際、浜田雅功とこぜりあいになり最後の最後に浜田に向かって言った言葉が「このちょびヒゲ」

会場は大きな笑いに包まれました(もちろん浜田はちょびヒゲじゃない)

 

それまでアーティストは多くを語らず、素を見せないものでした。

良くてMステでタモリ話す程度のものです。

その中でHEY!HEY!HEY!は、ダウンタウンがアーティストを使って笑いを取るという新しい流れを作り出しました。

しかしこの時点では、あくまでアーティストは素材であり受動的な存在でした

 

そこに西川貴教が登場したのです。

彼はダウンタウンに対してガンガン話し自らボケていく能動性を見せ、爆発的にお茶の間に受け入れました。

「歌ってしゃべれるアーティスト」の誕生です。

音楽もできて笑いもできるなんて天から二物を与えられすぎだし、そもそも無茶な話。

そもそもダウンタウン相手に丁々発止とやりあった西川が特殊なのです。

しかし、いまや多くのアーティストがこの路線を辿ろうとしているように思われます。

タカノリの知られざる才能

すっかりしゃべれるアーティストとして定着した西川貴教ですが、彼の素晴らしさはそれだけではありません。

彼は大変なコラボ上手なのです。

あまり知られていなくて残念なくらい上手なんですよ。

なぜかいつも強風にあおられてるだけではないのです!

 

過去のFNS歌謡祭をご覧になった方は目にされているかと思いますが、 西川はどんな相手と歌うことになってもコラボを見事に成立させます。

それがアイドルであっても、大御所であっても関係ありません。

 

個人的に西川貴教のコラボを見ていて特筆すべきは2点だと考えます。

  1. 前にも後ろにも出すぎず、共に歌う相手が気持ちよく歌える状態に持っていく
  2. 相手に合わせつつも自分のオリジナリティを維持する

 

前にも後ろにも出すぎず、共に歌う相手が気持ちよく歌える状態に持っていく

だいたい歌手同士のコラボというと、どちらかが目立つものです。

玉置浩二はあの圧倒的歌唱力のせいで相手をなぎはらい、 逆に徳永英明は遠慮してかなり後ろに下がることがあります。

そこにきて、西川は相手と同じラインに立ち、同じ程度目立つのです

レベル調整をとても自然に行うため、 これならコラボ相手も遠慮せず気持ちよく歌えることでしょう。

ももクロとたのしく歌うこともできれば、松崎しげると声量対決もできてしまうし、 水樹奈々のような世界感強めのアーティストともうまく立ちまわれる柔軟性を持っています。

相手に合わせつつも自分のオリジナリティを維持する

レベル調整と聞くと、個性を薄めたり濃くしたりして対応しているように聞こえますが、 西川の個性はどの歌唱でも均一なのです。

どんな曲を歌っても必ず西川貴教の歌になる。

時にアーティストの個性が強すぎると曲が頭に入ってこないことありませんか?

すごく崩すとか。

西川は原曲を壊さない程度に自分の個性を乗せて表現できる、卓越したバランス感覚の持ち主です。

西川貴教はアーティスト界のマヨネーズである

ここまでつらつらと書き連ねてまいりましたが、何が言いたいかと言いますと

「西川貴教はアーティスト界のマヨネーズである」!

はあ?という皆さんの声が聞こえてくるようです。

 

あのですね、マヨネーズって昔はサラダにしか使わなかったんですよ。

そこにツナマヨというおにぎり界の大革命が起こりました。

それまでご飯とマヨネーズを一緒に食べるって発想がなかったの、いやまじで。

子どもの時、はじめてツナマヨ食べてびっくりしたことを覚えてますもん。

以後マヨネーズは和洋中なんにでも登場するようになりました。

 

ほらほら、見てください!

 

マヨネーズ自体おいしい → 西川はもともとポテンシャルが高い

サラダだけだったマヨネーズからツナマヨ大発見 → 音楽と笑いを両立してみせた大発見

和洋中なんでもいける → 大御所・アイドルなんでもいける

素材の味を引き立てるけどちゃんとマヨ味 → コラボ相手を生かして自分も生かす!!

 

西川は音楽の民だけじゃなくて、ネットの民たちにもアニメの民にも愛されてますからね。

この柔軟性と愛され度、もう完全にマヨネーズですよ。

 

マヨネーズが日本の家庭に欠かせないように。

FNS歌謡祭にはT.M.Revolution西川貴教が欠かせないのです。

来年こそは戻ってきてほしい。

ついでに玉置浩二も戻ってきてくれたらうれしいなーなんちゃって☆(80年代)

 

本日もここまで読みいただいてありがとうございました。

ではまた明日。