どうも、片岡カタカナです。
いかがお過ごしでしょうか。
火曜日は50音で綴る食べ物の話。
今回は「で」。
デカ盛りハンターの違和感
今は世は空前のデカ盛りブームらしいです。
ついでに激辛ブームも来ているようで、こうなると出元は完全に有吉ゼミですね。
タレントさんがデカ盛りに四苦八苦している横で、ギャル曽根がパクパク笑顔で完食している姿をよく見ます。
このブームを受けたのか、大食いの総本山・テレビ東京でも「デカ盛りハンター」っつー番組が放送されています。
末席とはいえ、女王・赤坂時代からの大食いウォッチャーなんでね、一応見たんすよ。
でもねえ・・・・どうにもしっくりこない。
なんでだろと考えてみたところ、
違和感の元は「大食い選手がデカ盛りを食べていること」かなと思い至りました。
大食い選手がデカ盛り食っても面白くない
もうね、単刀直入に言わせていただくとね、
大食い選手がデカ盛りを食べ切るのなんて当たり前じゃないですか。
予定調和すぎるんすよ。
実際のところは苦労して食べ切っているのでしょうけど、視聴者側からしたら食えて当たり前なんですよね。大食いの人なんだから。
有吉ゼミでも、一般人とギャル曽根が一緒に食べるから成立しているわけで。
やっぱり一般人ではデカ盛りは食べきれないんだなあという観点と、やっぱりギャル曽根はすごいんだなあという観点、この二つの「やっぱり」が揃わないとデカ盛りの魅力が伝わらないと思うんだよなあ。
食べきらないとメニューの詳細(ご飯の下にカツが隠れていました!とか)が伝わらないし、逆に簡単に食べ切っちゃったらデカさが伝わらないもの。
話がちょっと飛びますけど、テレビ東京の大食い選手権の決勝戦はいつもラーメン対決なんですよ。
制限時間内で何杯食べたかで争われるんですね。
もちろんデカ盛りではなく、普通サイズのラーメンです。
ラーメンだったら誰でも一度は食べたことがありますから、一杯の量感が伝わりやすい。
だからこそ「ラーメンをあんなに食べるなんて!自分なら3杯が限界だ」と想像できるわけですよ。
ここで大食い選手の凄さ、過酷さってのが視聴者に伝わる。
デカ盛りを大食い選手だけで食べたって、デカさも過酷さも想像できないから、ふーーーんで終わりになりますよ、そりゃ。
最後に
デカ盛りについて書くつもりが、ついつい大食いの話になってしまいました。
大食いとデカ盛りは相性が悪いってことで。
(ついでに大食いと美食も相性が悪いと言っておく)
有吉ゼミで取り上げられるデカ盛りはテレビ用ですけど、本当のデカ盛りメニューってのは、お金のない学生にお腹いっぱい食べて欲しいという店主さんの心遣いから発生してるもんだと思ってるんですよ。
だからね、個人的にはタレントが食べている姿より、お腹を空かせた学生さんがニコニコしながらデカ盛りを平らげていく様子を見たいんですけど、どうでしょうか。
部活帰りの坊主の子が嬉しそうにモリモリ食べている映像、すんごい平和でよくないですか?
学生さんも店主さんも視聴者も幸せになる三方よしのWinーWin。
ぜひ大食いハンターさんに検討いただきたいわ。
今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。
それではまた明日。