こんまりメソッド「部屋にあるもの、全て過去の自分」 -片付けぐるり⑤-

部屋のものすべて、過去の自分 片付けぐるり

どうも、非効率系ミニマリストのカタカナです。

いかがお過ごしでしょうか。

カタカナ
カタカナ

本日は片付けぐるりをお届けします。

先週から引き続き、やっぱりこんまり先生のこと。

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前回のおさらい、今回のテーマ

こんまりメソッドについて書き進めているこのコーナー、
先週に引き続き「感謝して捨てる」の話です。

前回の話はこちらからどうぞ。

こんまりメソッド「感謝して捨てる」。だけど、捨てるものを選ぶのではない -片付けぐるり④-
こんまりメソッドの特徴3「感謝して捨てる」。熱量が上がりすぎて前後編になってしまいました・・・・今回は「捨てるとは、今の自分に必要なものを選ぶ作業」について。

捨てるとはこれまでの過去を認める作業

さてさて、前回、捨てるときの心構えは2つあるという話をしました。

  1. 捨てるとは、今の自分に必要なものを選ぶ作業
  2. 捨てるとは、これまでの過去を認める作業

今回は2つめの「捨てるとはこれまでの過去を認める作業」についてです。

ここだけ聞いたら「捨てるって、ものと一緒に過去を捨てることでしょ??」と思われますよね。

確かにその通りで、ものが手元からなくなると思い出や過去も手放せるんですよね。

しがらみから解き放たれてすっきり、ついでに体重まで減ったなんて話をよく聞きます。

でもその効果を得るには、まず自分の過去と向き合う必要があるのです。

「見たくない」から片づけない

重っ!!と思われるでしょうか。私も書いていてヘビーに聞こえる。

片づけをしなくちゃいけないのに、とりかかれない。

いつかやりたいのだけどーー・・・と先延ばししてしまう。

カタカナ
カタカナ

時間がない体力がない色々な理由があるけれど、

「見たくない」が潜んでいるからなのではないかと思うのです。

例えばものがぎゅうぎゅうに詰まった部屋の押入れ。

その中には様々なものがしまわれていることでしょう。

布団、衣類の他にも、本やアルバム、昔集めていたアニメのグッズ、途中でやめた通信教育の教材、ほこりをかぶった運動グッズにダイエットグッズ、昔の恋人からもらった手紙・・・・

まるでタイムカプセルのようです。

 

不思議なもので、ぎゅうぎゅうに押し込まれているものは大体つらい記憶のものか、「なんでこんなものを買ったのか」と思うような恥ずかしい記憶のもの、何故買ったのかさえ思い出せない謎のものばっかりなんですよね。

押入れの中に累々と堆積したもの=俗に言う黒歴史、であることが多い。

これらを片づけるとなると、全てを出して白日の元にさらさなくてはなりません。

カタカナ
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「恥ずかしい」や「後悔」のごった煮鍋を覗き込むようなもの。

おいしい料理があるなんて思えませんから、「見たくない」。

だからそのまま見てみぬ振りして放置してしまうのです。

過去の自分と向きあうのは疲れること

自分の黒歴史の生き証人たちと向き合って、片づけをすることはMP(メンタルパワー)がごりごり削られる作業です。

言葉は悪いけど「アホやった過去の自分」の後始末をつけることになるからです。正直、絶望的な気分になります。

 

私もたくさんありました。

  • やせたら着ようを思って買ったけど、ついにその日が来なかった洋服。
  • 夏に向けて痩せようと買ったけど、全然使わなかったバランスボール。
  • 楽しく痩せようと買ったけど、完全に挫折したダンスダイエットDVD。

・・・ダイエット関連ばっかり。

カタカナ
カタカナ

押入れに閉じ込められた
「痩せたい執着心、すぐ挫折するふがいない過去の自分」と向きあうことになりました。

部屋にあるもの、すべて自分の過去

あああああああああああ、まじ見たくない。

絶叫しながら逃げ出して、公園のベンチで雪見だいふくでも食べてたい。

でもここが正念場です。

カタカナ
カタカナ

部屋にあるすべてのものが、自分の過去なんすよ。

自分が選択して、自分で置いた、自分の過去。

ものを見ないということは、過去の自分も見ないってことになります。

それって過去の自分の否定です。

負の感情を味わいつくせ

こんまり先生は言います。

危険なのは、それらを見てみぬ振りをしたり、自分の選択を否定するかのように乱暴に捨ててしまったりする事だと思います。

 人生がときめく片づけの魔法

だから、無意味にものをためこむことも「とにかく何も考えずに捨てる」ことにも反対だと話されています。

確かに何も考えずに捨てたら、おねしょを隠す子どものようにまた同じことを繰り返しそう。。。

 

じゃあどうするんだといえば、答えはひとつしかありません。

カタカナ
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ひとつひとつのものにがっつり向き合って、

出てきた感情に向き合って味わうこと。

「なぜこんなものにお金を使ったのか・・・」「お父さんお母さん無駄遣いしてごめん」「これいつから入れっぱなしだったの・・・」など、負の感情もしっかり感じること。

その上で捨てる決心をすること。

こんまりメソッドにある「すべて手で触ってときめきを判断する」手法は、ものにひとつひとつ向き合うための方法でもあるのです。

過去は変えられる

誰の話か忘れてしまいましたが、こんな言葉があります。

過去は消えないけど、過去の意味づけを変えることはできる

あの時は辛かったけど今思い返せばいい思い出、みたいなことですね。

 

この考え方はものにも応用できるのかなと思うようになりました。

いらないものたちとまつわる感情に対して「あの時の自分はしょうもなかった。しかたない。」と受け入れてしまう。

そして、ここで気が付いた私は偉い、だから同じ失敗は繰り返さないよ、教えてくれてありがとう!さよなら!!と感謝に切り替える。

これだけで、ものも過去の自分も救われるんです。

まとめ

ものも過去も受け入れてからでなければ、捨てることができません。

このステップをクリアすると躊躇なくものが手放せるようになりますし、無駄にものを溜め込む事もなくなります。

過去の自分と折り合いをつけると、リバウンドしなくなるのです。

 

この一連の流れ、本当にこんまりメソッドらしい「心の片付け」ですね。

もし部屋のどこかに「見たくない」があるのなら、今すぐにでも向き合ってしまうことをおススメします。

早く向き合うほど、祝福が早くやってきますから!

それに自己肯定力もちょっとあがりますから!

カタカナ
カタカナ

今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。

それではまた明日。