どうも、カタカナことカタオカカナです。
いかがお過ごしでしょうか。
水曜日は芸能世界の考察。
木村拓哉リスペクトブームを考える。
気になるバラエティの流れがある
コロナ対策仕様になる直前まで、テレビ番組は春ドラマ出演俳優によるバラエティ出演てんこ盛りでございました。
まあいつものことですけども、今回はひとつ気になる流れがありまして。
木村拓哉をリスペクトするのが流行ってるの???
木村拓哉リスペクトブームがきている
木村のドラマBGが始まる影響で、バラエティ数番組で木村拓哉を見かけました。
それだけなら別にどうってことないんですよ。
でも昔だったら番組のスタンスが「キムタクかっこいい!来てくれてありがとう!」だったのに、今季はなぜか「木村拓哉は人格者!尊敬します!」的ノリだったように感じたんですよね。
なぜに急に・・・?
木村拓哉さんはもともと素晴らしい才能がある上に努力を重ねて今の木村拓哉になったのです、素晴らしいですよねお茶の間の皆さん!っつー論調。
新しい接待方式なのか・・・?
十年以上前に、なぜかタレントが「タモリさんをリスペクトしています」と言うブームがあったんですよ。それに近い唐突感を感じています。
あれは「さんま・たけしのような分かりやすい良さじゃなく、タモリの渋い良さが分かるオレかっこいい」流れでしたが、もしかして同じ流れなのか?
「木村拓哉の表面的な良さだけでなく、内面やスタンスも理解してるオレかっこいい」流れなのでしょうか。
しかしなぜ今?
木村拓哉リスペクトブームの原因を考える
急に沸き起こった木村拓哉リスペクトブーム、私なりに考えてみました。
しくじり先生の成功
流れを作った原因の一つは、しくじり先生のギャロップの回かなと。
毛利(つっこみ)がナルシスト過ぎて自分を木村拓哉と思いこんでいるというテーマだったのですが、これが大変面白かったのですね。
それまでもぼちぼち木村拓哉の内面を褒める流れがあったのですけど、支流も支流、大きな本流にはなっていませんでした。
ところがこの回の結論「木村拓哉は初めから木村拓哉じゃない、努力して木村拓哉になったんだ」がとてもうまくはまったために、今全体の流れが決定づけられ、本流になっていったのではないかと考えています。
(上記の回はアベマTVで見ることができます。おしゃべり専門職の話はやはり面白い)
木村人気の落ち着き
少々ひどいことを言いますけど、木村本人がそこまで人気者じゃなくなったことも原因かなと。
黄金期だったら、大好きって言う人の分だけ大アンチがいましたから(私のこと)
それに流行りすぎて、木村拓哉をリスペクトしてますなんて言ったら、好き派からは「てめえなに言ってんだ謝れ」だし、アンチからは「うわーダサwww」って言われちゃう。
どっちであっても馬鹿にされて攻撃されるという謎の状況だったけれど、木村本人の人気が低くなったおかげで申告しやすくなったのじゃないだろうか。
悪役イメージの薄まり
あとは解散時の悪役イメージが和らいできたのもありますよね・・・
マイナスにふれた分、プラスの反動が来ている。
ここまで余計なことを言わず耐え忍んだ木村の勝ちってことだな。
俳優転向
いちばん大きな原因、それは木村が俳優転向したことではないか推察しております。
SMAP解散後はバラエティ出演は控え、ドラマ・映画に集中したことが功を奏しているのではないか。
SMAPはコント要素を取り入れることで売れていったその道の開拓者でありますが、その分、アイドルとしての神秘性や別世界の人感が薄かったんですよ。
バラエティは良くも悪くもその人の生活感を滲み出させてしまうものですから。
親近感と生活感は表裏一体なんですよね。
ところが、この数年で木村は俳優活動に専念し、バラエティ色を薄めて自分の生活感をお茶の間から消していった。
同時に親近感も消していったけれど、その分神秘性を取り戻したのではないでしょうか。
以前だったら親近感(つまり生活感)が勝っていて、「すごくストイックなんですよ!」とプレゼンされてもへーそうなんだーって感じじゃないですか。響きにくい。
でも普段何している人か分からなかったら、「すごくストイックなんですよ!」と言われたときに「きっとそうかも!私の知らないところで努力してるんだ!」と思いやすくないですか?
そう考えると、バラエティ出演とは諸刃の剣ですねえ。
最後に
話がとっ散らかってしまいましたが、すなわち、数年かけて木村拓哉はイメージ転向に成功したってことですね。
親近感のあるバラエティアイドルから、神秘に包まれた元アイドル俳優になりつつあると。
木村拓哉リスペクト流れがいつまで続くのか分かりませんが、見てても特に面白くないので早めに終わってほしいなと思う今日この頃です。
今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。
それではまた明日。