どうも、カタカナことカタオカカナです。
いかがお過ごしでしょうか。
土曜日は雑多な話。
忘れてしまったあのアイデア、きっと素晴らしかっただろうに・・・・
考え事、全部忘れる症候群
ここに書こうと思っていたことをすっかり忘れてしまった。
30分ほど記憶をたどってみたけれど、やっぱり忘れてしまっていた。
昨日の帰り道、歩きながらあれやこれやと考えていたはずなのに、頭の中からすっかり抜け落ちている。
考え事ばかりしているせいか、考えている量と同じくらいに忘れてしまう。
私の頭のデータ容量はいっぱいになっているのかもしれない。
毎回「うわ!めっちゃいいこと思いついた!」と興奮しながら頭をめぐらすのだけど、ふと別の事に気を取られた瞬間にすべて忘れてしまう。
先日も長々と考え事をしていたはずなのに、道路に飛び出してきたイタチに気を取られた瞬間にすべて消し飛んでしまった。
ほら、だって、イタチが飛び出してくると、って言ってしまいません?
私だけ?けっこうなボリュームでいつも言ってしまう。
この前なんか2匹連続で飛び出してきたもんだから、「あ!イタチだ!」「あ!イタチだ!」って2回言いましたもん。謎の律儀さ、別のことに生かしたい。
ああ、またどうでもいいことで書きたいことを忘れるところだった。危ない危ない。日常は危険がいっぱいだ。
対策を練る
不思議なことに、覚えていることより忘れてしまったことの方が重要だったり面白かったような気がするのである。逃した魚は大きいというやつだろう。
「あの時忘れたこと、絶対面白かったのに!キーーーッ!!」とハンカチを噛む勢いで悔しがったりするが、思い出せないのだからどうしようもない。
365日こんなことばっかりだから、さすがにのんきな私もさすがに策を講じることにした。
忘れる前にメモを取ろう。
当たり前だろーがって話だが、なんつってもね、わたしの記憶力にかかるとね、
「また忘れてしまった、何とかしなくっちゃ・・・」
と反省したことすら毎回忘れるんでございますな、これが。
でまたすぐに忘れて「また忘れてしまった、何とかしなくっちゃ・・・」と反省している。
そんな私が忘れずにメモ帳を購入しただなんて、素晴らしい快挙なのだ。
国を挙げて祝福していただいてもいい。
メモの効果の行方
それからどこに行くにもメモ帳をポケットに入れて、何か思いついたらその場でメモ。
電車で立っている時もメモ。
歩いていても、立ち止まってメモ。
メモメモメモメモしておりました。
しばらくは。
まあすでにお察しの方も多いかと思うが、今は全然メモをしていない。
「あ、メモしなきゃ」と思った瞬間に全部忘れてしまうのだ。
メモのイタチ化現象だ。
そりゃ忘れずにいられるときもあるけど、確率はよくて半々といったところである。
しばらくすると、そもそもメモを持ってること自体を忘れるようになってしまった。
「また忘れてしまった、何とかしなくっちゃ・・・」と思ったあと、「そういえば私メモを持っているんだった」と反省している。
忘れた後のくだりがちょっと延長されて、トータルで見たら不毛な時間が増えただけである。
さらに、徐々にメモをとろうと思っていたこと自体忘れるようになった。
「また忘れてしまった、何とかしなくっちゃ・・・」だけに戻ったのだ。
忘れた後のくだりが減った分、不毛な時間が削減されたともいえるが、実際は元に戻っただけである。もちろん増えても減ってもいない。
現在に至っては、「また忘れてしまった、何とかしなくっちゃ・・・」と思っていたことすら忘れている。
完全に振り出しに戻った。
イタチの出現に驚いて全て忘れる日々を繰り返している。ちなみにネズミでも忘れる。
残るはハイテク頼みか
かくなるうえは、頭に浮かんだことを自動的にすべてメモしてくれるハイテク技術の誕生を待つしかない。
テレビの全録機能と同じ、思考の全録機能だ。
これさえあれば、何を忘れてしまってもあとから全て思い出すことができる。
大きな魚を逃したと思いきや、勝手に我が家のいけすに入っているようなもんである。最高だ。
忘れてしまったあれやこれやを再び手にすることができれば、きっと私も燦然と輝くようなアイデアと成功を手にすることができるだろう。
ただ、大きな魚と思っていけすを見てみたら、すべてプランクトンであったーーー・・・という可能性もなくはない。
その時はプランクトンもいけすも、丸ごと忘れるつもりでいる。
今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。
それではまた明日。