どうも、片岡カタカナです。
いかがお過ごしでしょうか。
火曜日は50音で綴る食べ物の話。
シリーズ史上最難関がやってきたよ。
最難関・「ぢ」のつく食べ物
ない。
本当にない。
「ぢ」で始まる食べ物が全くない!!!
困ったら頼るネット検索ですら、ぢが全く引っかかりません。
外国の食べ物ならあるかなーと軽く考えていたのですけど、私が甘かった・・・
日本語で「ぢ」と書くと、どうしても痔の薬が頭に浮かんでしまいますが、逆に言ったら「ぢ」は痔以外に使い道がないのかもしれん。
やっと見つけた「ぢ」のつく食べ物
それでもあれやこれや検索して、やっと見つけましたよ。
「ぢ」がつく食べ物。
ぢどり。
うん、地鶏ですね。
まれーーーーーに焼き鳥屋さんの看板にありますよね、習字みたいな字で「ぢどり」って。
あれ見ると一瞬頭がフリーズしないですか?
少々の間の後に、あー地鶏ねと納得する訳ですが、まあぢどりって書かないし読まないですもんね。
テストでぢどりって書いたらバツになります。
土地の「ち」と、目地の「じ」が混ざって「ぢ」という読み方が誕生したのでしょうねえ。
あながち間違ってない気もする。
「ぢ」と書いた方が、断然強そうだし。
だから痔の広告も「ぢ」って一文字書いてあるんでしょうけど、こんなに文字力(もじちから)がある字はないっすね。北大路欣也の目力みたいなもん。
地鶏の流れで思い出したのですけど、地粉というモノもありますね。じごな。
あまり聞かないですが、地元で生産・加工・消費される小麦粉ってことらしいです。
地鶏を「ぢどり」と書くなら、地粉も「ぢごな」でいいような気がする。
すんごい大きくみたら同じカテゴリーだと思うのですけど、どうでしょう。
土地に根付いた食べ物的な。
最後に
いま疑問がひとつ浮かびました。
土地のニワトリは地鶏なのに、豚や牛を地豚や地牛と呼ばないんだろう。
豚と牛はブランド豚・ブランド牛と言われますよね。
そりゃブランド鶏と呼ぶこともあるけど、やっぱり地鶏と呼ぶほうがずっと多い気がする。
なぜだ?
小麦粉に「地粉」として地の字をつけているのに、同じ食肉である豚・牛には地をつけない。
これは、完全にニワトリ差別ですよ。
地牛(ぢうし)は流石に呼びづらいけど、地豚(ぢぶた)はゴロもそんなに悪くないと思うのですけど。
あれか、じぶただと、ものすごく下層の豚っぽいというか、泥に塗れた汚い野生の豚みたいだからかな。肉が臭そうだもんな・・・
これもやはり「ぢ」の持つ文字力(もじぢから)が強すぎるせいかもしれん。
「ぢ」、この字は食べ物の天敵ですね。
今日もここまでお読みいただいてありがとうございました。
それではまた明日。