どうも、非効率系ミニマリストのカタカナです。
いかがお過ごしでしょうか。
今日もひらめきラジオのお題に挑戦します。
またまた難しいお題がやってきました。
ひらめきラジオのお題はこちら
あなたの『基本理念』を教えてください
あなたが昔から大切にしてきていることをぜひ、教えてください。
生きていく上での基本理念とな・・
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ない!!
基本理念と聞きますと、マザーテレサやエジソン、経営の神様・本田宗一郎みたいな偉人だけが持っているというイメージがありまして。
そんな立派な志があったらやりたいこと探して三千里なんて状態にもならず、今頃スーパープレゼンテーションの舞台で演説を打ち、私の家に蔵3つくらい立っているような気がします。
とはいえ、これでは短すぎる。
ポプテピピックすら30分放送するのですから、もう少し掘り下げて考えてみたいと思います。
改めて基本理念を考えてみる
基本理念と言うと難しく聞こえますから、日常的に気をつけていることぐらいの意味で捉えてみます。
うーむ。
そういえば子どものころから「人に迷惑をかけない」ようにしてきたかも。
うわーーーーー!!!!つまらん答え!!!!
さらに紐解いてみると、ふと母・レイコの字が浮かんできました。
「人に迷惑をかけない人間になってほしいです」
小学校の頃、担任への提出物に書いてあったんです。
いったい何について提出していたのかさっぱり覚えていないのですが、この文字だけは30年たった今でも鮮明に覚えています。
それを読んでから、私は「人に迷惑をかけない」ように気をつけるようになりました。
なんとまあ健気なことでしょう。
その頃から両親の仲も悪くなってきたこともあり、私はお母さんに心配をかけてはいけない、私はお母さんの期待に応えなくてはいけないとね。
両親も人に迷惑をかけないようにひっそりと暮らしていました。
ずっとその姿を見ている私はそれが正しいことなんだと思っていた訳ですな。
まあ悪い言葉でいえば外面がいいってことなんだけど。
数十年後にふと気づく
そうやって人に迷惑をかけないように何十年過ごしてきたある日、ふと気が付いたのです。
「あれ?迷惑かけるやつって最終的にうまくいってる気がするぞ?」
仕事の納期が間に合わなくて周囲に助けてもらう人。
酔っ払いすぎて道路に倒れている人とか。
なんだかんだで誰かが助けてくれて。
後日それがネタになって周囲が和んだりして。
なぜだかうまく収まってしまうのです。
世の中、こまごまと小さく迷惑をかける人の方が慕われてる。
迷惑というより、素直に「助けて!」と言える人が可愛がられるのではないかと思い至ったのです。
「迷惑をかけない」の裏にある本当の感情
私は人の迷惑にならないように、なるべく深い接触は避けてきました。
お願いごとなんてとんでもありません。
「こんなこと頼んだら迷惑だろうな」と思うから。
助けて!なんて言ったことない。
これもまたある日ふと気が付きました、私が逆の立場だった時はどうだろう?
誰かが接触してきたり、お願いをしてくることは別に迷惑ではありません。
接触する → 興味を持ってもらってる
お願いされる → 頼りにされてる
これ、めっちゃ嬉しいことじゃないか。
じゃあ私が同じことをしても、喜んでもらえるのかもしれない。
そもそも私が思っている迷惑って何なの?
人に興味を持って話にいくこと、自分にできないことを頼むことは迷惑なの?
そりゃ度が過ぎたお願いは迷惑だけど、世界にはそれですら喜んでくれる人も存在してることも事実。
「人に迷惑をかけない人間になってほしいです」
母の言葉が知らないうちに肥大化して、助けてと叫んだのに無視されたらどうしよう断られたらどうしようと思う気持ちと合体!がしゃーーーん!!
迷惑をかけないという建前で、恥をかかないように防御してたのか私。
「助けて!」と言える自分になる
この発想の転換、自分の中ではけっこう大きな気付きになりました。
素直に助けてと言えるようになりたいもんです。
やっぱり数十年一緒にいた行動理念ですからね、なかなか出て行きません。
こっちも気心知れて慣れてるから、油断すると受け入れちゃう。
なんだかんだ言ってこの人優しいのよねって。
ヒモか。
でも、いま母親に「人に迷惑かけるなって書いてたよね」と聞いたところで絶対覚えてないもんな!
はあ?知らんしって言うやろな。
私が勝手に守ってきただけなんだよ、チックショー!
(小梅太夫で脳内再生してください)
だからリハビリする気持ちで、少しずつ人と話したりお願い事をしたりするようにしています。
それこそ「そのごみ拾ってくれない?」くらいの低レベルです。
(これでもカタカナ的には決死のお願い)
誰かに助けてもらって、誰かを助ける。
行動理念と呼べる日は遠そうだけど、「日常的に気をつけていること」くらいにはなりますように。
本日もここまでお読みいただいてありがとうございました。
それではまた。